ゲルマニウムの夜 作品情報
げるまにうむのよる
教会の教護院に舞い戻ってきた主人公・朧。冒涜の限りを尽して、宗教を試す。ゲルマニウムラジオの透明なイヤホンから神の囁き。なぜ、生の中に閉じ込められているのか。その答えなど無いことが分かっているのに。ただ別の思いは薄らと漂う。“生きることは喜びに満ちている”その喜びには傷つくこと、痛むこと、苦しがり、そして苦しがらせること、絶対に逃げ切れない虚しさも含まれている。でもなぜだか希望を感じてしまう。それが何で、どこに続くかは誰にも分からないのに。
「ゲルマニウムの夜」の解説
花村萬月の芥川賞受賞作を、「赤目四十八瀧心中未遂」の荒戸源次郎製作総指揮で映画化した衝撃のドラマ。監督は俳優・麿赤兒の息子で、助監督として実績を積み本作で長編デビューとなる大森立嗣。主演は「青い春」「隣人13号」の新井浩文。かつて、鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」で“シネマ・プラセット”という前代未聞の上映形態で話題を集めた荒戸プロデューサーが、今度は上野公園東京国立博物館敷地内に“一角座”という劇場を開設、本作を最低でも6ヵ月間ロングランすることをあらかじめ確約して上映するという意欲的な試みが実施された。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年12月17日 |
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キャスト |
監督:大森立嗣
原作:花村萬月 出演:新井浩文 広田レオナ 早良めぐみ 木村啓太 大森南朋 津和孝行 大楽源太 山本政志 三浦哲郁 麿赤兒 石橋蓮司 佐藤慶 |
配給 | 荒戸映画事務所 |
制作国 | 日本(2005) |
上映時間 | 107分 |
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