ノロイ 作品情報

のろい

「怪奇実話作家の失踪」2004年4月12日、さまざまな超常現象や怪奇実話をルポタージュし、書籍やビデオ作品として発表してきた怪奇実話作家・小林雅文の自宅が全焼した。小林は行方不明となり、焼け跡からは妻・景子の焼死体が発見された。小林は、最新の映像作品「ノロイ」を完成させた直後だった。「隣家の奇怪な音」それは1年半前、「隣の家から、いないはずの赤ちゃんの泣き声がする」という主婦の投書から始まった。その主婦の隣家には、石井潤子という名の女性が住んでいた。その女は異様な形相で意味不明の言葉を発し、小林の取材を拒否する。だがそのやりとりを撮影した映像には、奇妙なノイズが録音されていた。その音を分析した結果、それは複数の人間の赤ちゃんの声であることが分かる。取材直後、石井潤子は転居し、投書した主婦は交通事故で死亡した。空き家となった石井潤子の家には、鳩の死骸が散乱していた。「超能力特番」10人の小学生による超能力実験。11歳の少女・矢野加奈は、TVカメラの前で驚異的な透視能力を示し、さらに密封されたフラスコの中に水と人間の体毛を発生させるという、物質化現象までも成功させた。小林は加奈を取材するが、加奈は実験の後に体調を崩し、「たすけて」というメモを残して謎の失踪を遂げる。「放送中止となったバラエティ番組」アンガールズとともに心霊スポットとして有名な神社を取材した女優・松本まりかは、突然悲鳴を上げて倒れてしまう。その収録テープには謎の人影が写っており、番組の放送は中止となった。それ以来、まりかの周辺では不思議な現象が起こり始め、まりかの部屋を記録したビデオには「かぐたば」という謎の言葉が録音されていた。「自称霊能力者」小林とまりかはある心霊イベントに出演するが、全身をアルミで覆った堀光男という名の自称・霊能力者が現れ、まりかの身に危険が迫っていると予言する。小林が堀の家を訪ねると、「呪い電波」「霊体ミミズ」を警告するビラとアルミとで、家全体が覆われていた。小林は、狂っているかのように思える堀の言葉の中に、真相を解く鍵があることを確信する。

「ノロイ」の解説

ひとりの怪奇実話作家が「呪い」をテーマにしたドキュメンタリーを完成させた後、謎の失踪を遂げた。自宅は全焼し、焼け跡からは作家の妻の焼死体が発見されたが、本人は今も行方不明のまま。彼が遺した作品を一年がかりで検証して完成させたホラー映画。プロデューサーは、「リング」「呪怨」シリーズの一瀬隆重。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年8月20日
キャスト 監督白石晃士
出演小林雅文 松本まりか 矢野加奈 堀光男 アンガールズ 高樹マリア ダンカン 飯島愛 荒俣宏
配給 ザナドゥー
制作国 日本(2005)
上映時間 115分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:37

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