SHIROH 作品情報
しろう
時は、三代将軍徳川家光の治める徳川時代。ところは、九州の天草・島原。重税と度重なる飢饉に苦しむ農民たちは、迫害されながらもキリシタンを信仰し続けていた。そして、海の上を歩いて渡り、農民を武士たちの拷問から救い出し、天主デウスの言葉を伝える救世主・天の御子が現れることを心から待ち望んでいた。その頃、天草と島原には、ふたりのSHIROH という男がいた。ひとりは、島原の益田四郎時貞(上川隆也)。キリシタン大名、小西行長の家臣だった甚兵衛好次の長男である。甚兵衛は、幼い頃から不思議な力を宿していた四郎を旗頭に、幕府への反乱を起こそうと密かに画策していた。巷間に広がる「天の御子」の噂も、甚兵衛とその家臣によって作られたものだった。しかし、四郎はある事件をきっかけに、すでに奇跡を起こす力を失っていた。四郎は自らを「天の御子」と名乗ることなく、その噂だけを流布し続けていたのだ。農民の苦しみは、もはや限界に達していた。四郎は民衆から聖人として慕われ、四郎の孤独を理解する人物・寿庵(高橋由美子)をかついで反乱を起こす決意を固める。もうひとりのSHIROH は、貿易船の残骸の中で父の遺した宝を守りつづける、天草のシロー(中川晃教)。彼の歌には、人の心を操るという不思議な力があった。その力を怪しまれたシローは、江戸幕府からの隠密・柳生十兵衛に捕えられ、役人の詰所に連れて行かれる。シローの周囲には、大勢の捕われ人が半死半生で横たわっていた。仲間も次々と拷問に遭い、そのあまりの惨めさに怒りを感じるシロー。と、そのとき、シローの前にひとりの少女が現れる。
「SHIROH」の解説
「髑髏城の七人」に続くゲキ×シネ・シリーズの第3弾。天草四郎と島原の乱の史実をモチーフに、劇団☆新感線が大胆な創造力で壮大なスケールの物語を展開するロック・ミュージカル。2人の“SHIROH ”には、ミュージカル『モーツァルト!』の中川晃教と、NHKドラマ『大地の子』主演をきっかけに、舞台・TVドラマ・映画と活躍の場を広げる上川隆也。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年8月20日 |
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キャスト |
監督:江戸洋史
出演:中川晃教 上川隆也 高橋由美子 杏子 大塚ちひろ 高田聖子 橋本じゅん 植本潤 粟根まこと 江守徹 |
配給 | イーオシバイ=ティ・ジョイ |
制作国 | 日本(2005) |
上映時間 | 197分 |
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