キング・コング(2005) 感想・レビュー 15件
きんぐこんぐ
総合評価4.93点、「キング・コング(2005)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-01
この「キング・コング」は、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が、「王の帰還」で頂点を極めた次の作品ですね。
しかも、彼が映画を志すきっかけになったのが、オリジナルの「キング・コング」だと聞けば、これは観ないわけにはいかない。
ワンカット、ワンカットが、すべて無駄がなく、ひと続きの絵画を見ているかのよう。
隅々まで神経の行き届いた丁寧な画面作りには、それだけで心が揺り動かされる。
しかも、映画の根底に流れるのは、美女を愛した野獣の悲しみ。
「美女が野獣を殺した」の名セリフは忘れがたい。
もちろん緻密に再現された1930年代のニューヨークや、CGによるコングとクリーチャーのバトルは、最大の見ものですね。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-12-10
ブロンド女性の白い肌とキング・コングの黒い肌,同じ血潮で通い逢う恋愛物語,見詰め合う瞳と瞳と交信
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-05-02
ジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を映画クルーの一人がペーパーバックで読んで居るシーンが実に象徴的だが,其れは本篇とベトナム戦争を題材にしたF・F・コッポラ監督作品〈地獄の黙示録〉を繋ぐ視座なのではないか?髑髏島でのサバイバルを凝れでもかと描き尽くす本作の〈特別版〉は伏線と為ってエンパイア・ステートビルのラストシーンへと至る…。想像上の産物のキング・コングの虚構性は彼への愛の形,脚本家と野獣との同一性或いは二重性とも読み取れるのかも知れぬ
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-01-10
サービス精神てんこ盛りの様でいて髑髏島のエピソードは“キング・コング“以上に過酷なサバイバル・ゲームだ。幼女にヒッチコックtouchの恐怖とユーモアが織り混ぜられ。ピーター・ジャクソン監督の本篇はまた愚かしい戦争と言うことへの強い諷刺の精神が込められて居るんだろう
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-21
ボードビリアンとしてのコミカルさがキング・コングの野獣性に受け入れられる,非常に理智的な眼差しは美女アン以上にイケメンなのかも知れ無い…。映画撮影と云う虚構装置をフルに駆使しモノクロ映画の原点にも回帰して行く古典的手法は圧巻
P.N.「MT」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-01-28
映画館で見た時は、途中寒気がしだして、早く終わってくれと思いながら見てて、作品の良さがあまりわからなかったのですが、今回のTV観賞では、こんなに面白かったっけ?と思いながら見てて感動までしてしまいました。しかし、映画館で見た時も思ったんですが、ナオミワッツがあれだけコングに振り回されれば、まあほぼ助からないでしょ。最初にコングにロープから引きちぎられた時点で最低でも肩は脱臼で、そのあとも振り回された衝撃でムチウチ処じゃすまないよなと。その辺もうちょっと説得力ある作りをしてくれたら、シラケないで見れたのになと思いました。コングの表情には凄い説得力があったのに。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-12-27
更に本篇は林檎の誘惑に駈られるイブの様なナオミ・ワッツへの愛情や劇作家のシナリオの冒険譚が虚実混交してドラマチックな展開を見るんだ。キング・コング自身は其の愛情の狂言廻し,寓意とも取れるかも…
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-11-05
入念に造られた特別版は此れでもかとばかりに恐竜島の怪異な光景が出現する。コングは文字通りの王様(ヒーロー)だが、野生のゴリラの如き風貌の彼の気の優しさがナオミ・ワッツとエイドリアン・ブロデイとの或る種の三角関係を取り結び山上でのキングとアンの眼差し、公園でのスケートリンク場での其れ、エンパイアステート・ビルデイング階上での其れと大きな瞳とコングの大きな手の中のアン嬢のシーンが暫しの安寧を与えて呉れたんだ💕👁️👩
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-09-22
ミュージカル映画「ウエストサイド物語」には少年たちがマーベル・コミック誌を読み耽って居るシーンが一寸出て来たけれど、本編「キングコング」の魅力もそんな少年好みの劇画調なスリルとサスペンスと其のカリカチュア精神なんだろうね!よく視ればとても残虐な光景もママ有るものの、其処は漫画と言うか劇映画の虚構の強みなのかも知れない🤠
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-07-10
映画「キング・コング〕に影響を承けた東宝映画「ゴジラ」は原水爆のクライシスを意識した平和のmessageが秘められていた…。本編も狂言回しとして見世物に晒される<野獣と美女>のショーが怒りの絶頂として表現されるー。ナオミ・ワッツの女優アンの口許は何時も緩んでいる様にも見える。それはブロンド美女のHollywoodの大スターを意識したとも感じられ道化師の如き役処なのかも知れない。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-05-31
更に13分劇場公開版よりも永い特別版を視聴した…。髑髏島の恐竜や巨大昆虫等とのバトルが一際、増殖してるんだ!虫嫌いな友が見たらさぞかし卒倒ものかもね。キング・コングと愛を交わす金髪のナオミ・ワッツ嬢が次第にアメリカのセクシー・シンボルのマリリン・モンローにも見えて来てね。「宝島」誌等でジョン・ギラーミン監督版でのラクエル・ウエルチ嬢の胸の豊かさへの憧れの件を読むとシュールレアリズムでは無いけれど本編は夢の中の性の目覚め風な要素も感じられるよ😌🌃💤
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-05-29
冒頭のボードビル俳優アン役のナオミ・ワッツが楽しい!チャールズ・チャップリンの無声映画見たいなんだ。本編にもキング・コングとアン嬢が見詰め合うロマンチックなシーンが何度と無く出て来るけど静謐な感じが佳いね🎵1929年の世界大恐慌の暗い時代のオープニングとクルーを率いて髑髏島への好奇心旺盛な一攫千金に旅立つ映画人ー。「猿の惑星」や「ゴジラ」にも寓話性が有るけど、本編もアメリカ合衆国社会の縮図の如き寓話性が秘められている様だ。キング・コングは神なのか超人なのか類人猿なのか、やがてハリウッドにも忍び寄るマッカーシズムへの警鐘なのか…色々と想像を巡らして視聴した🎵
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-03-20
そしてモノクロ・トーキーの1933年版も視聴した…。映画〈恐竜100万年〉〈ゴジラ〉〈インデイ・ジョーンズ〉〈ジュラシック・パーク〉等のルーツ何だろうー、取分け当時のストップモーション・アニメーションの技術には眼を見張った!内容はヒッチコック・タッチも想わせるある種、恐怖映画のスペクタクル。美女を一方的に他の怪獣から救って守るプラトニック・ラブ風なキングコングの愛情が感じられるも、本編に見られる様なナオミ・ワッツ嬢からキングコングに向けられた愛情表現は、未だ生まれていなかった様に思えた。同じstory何だけど映画は時代を写す鏡だから見方がこうも大きく変わるんだ🎵
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-02-25
特別版を吹き替えで観たばかりで在ったけど、今度は妻とスター・チャンネルで本編字幕版を視聴した。矢張りナオミ・ワッツ嬢は相変わらず綺麗だったが、キングコングが複葉機に苛められるラストシーンに彼女はナオミ同様に泪していた…。「キング・コングとは判ってるのに動物のこう云う映画に弱いのよ」
そう言えば101匹ワンちゃんでも泣いていたっけ😭
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-02-20
こんなに美しいキング・コングは初めてだったね🍀ナオミ・ワッツ嬢がタワーの上で彼と共に朝陽を浴びるシーンでキングを見詰めながら言う言葉が「beautiful!」又、アイスダンスならぬ真夜中の湖上のデート・シーンのロマンチックな事よ❤️