エコーズ(1999) 作品情報
えこーず
毎週どこかの家で、近所のみんなが集まりパーティーが開かれるシカゴの平和な町。配線工のトム(ケヴィン・ベーコン)は妻のマギー(キャスリン・アーブ)と一人息子のジェイク(ザカリー・デヴィッド・コープ)の3人で引っ越してきたばかりだった。トムはこの町で平凡だが幸せな暮らしを送っていた。しかしある日パーティーの余興として、義姉のリサ(イレーナ・ダグラス)に催眠術をかけられたことから、生活は一変してしまう。催眠術や心霊現象など信じていなかったトムだったが、リサの誘導により、あっけなく深い催眠状態に落ちた。トムは痛みを感じずに針で手を刺され、昔のいじめっ子の思い出を聞かれるままに語った。普段から「頭が固すぎる」とリサに罵られていたトム。催眠が解かれる直前、リサのほんの出来心から「精神の扉を開け」と暗示をかけられてしまう。目覚めたとき、それまでトム自身も気付いていなかった能力が覚醒された。その夜トムは、半年前から行方不明になっている少女、サマンサの幽霊を見てしまう。何か言いたげに、悲しげな瞳で彼をじっと見つめるサマンサ。以来、彼女の失踪に関わるこの映像が昼夜を問わず、突然彼を襲うようになる。断片的な映像はとても暴力的で、トムは頭痛と精神的なダメージに悩まされた。さらにその映像は、サマンサは事故や自殺ではなく、何者かによって殺されていたことを示していた。突然自分を襲った信じがたい現象に疲労したトムは、次第に苛立ちを隠せなくなり、周りから距離を置くようになる。しかし映像は止まることなく、ついにトムは普段の生活さえ送れなくなってしまう。リサに事情を説明し、何とか催眠術で再び「扉」を閉じようとするトムだったが、今度は催眠中に「掘れ」という啓示を受け、目覚めたときには何かにとりつかれたかのように庭や床下を掘るようになってしまう。トムの奇怪な行動に周囲は唖然とするばかりで、ついには彼のよき理解者であったマギーさえも、息子を連れて出て行ってしまう。一人残されたトムはさらに新しい映像に襲われる。サマンサ失踪の真実が明らかになった時、トムの身にも危険が迫っていた。
「エコーズ(1999)」の解説
『激突!』『ある日どこかで』などで知られる作家リチャード・マシスンの『渦巻く谺』を、「宇宙戦争」「パニック・ルーム」の脚本家デヴィッド・コープが映画化。突然霊が見えるようになった男が、ある殺人事件に巻き込まれていくサスペンス・ホラー。主演は「ミスティック・リバー」のケヴィン・ベーコン。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年9月10日 |
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キャスト |
監督:デイヴィッド・コープ
原作:リチャード・マシスン 出演:ケヴィン・ベーコン キャスリン・アーブ イレーナ・ダグラス ザカリー・デヴィッド・コープ ケヴィン・ダン ルシア・ストラス |
配給 | アートポート |
制作国 | アメリカ(1999) |
上映時間 | 99分 |
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