ファニーゲーム 作品情報

ふぁにーげーむ

穏やかなある夏の午後。バカンスを過ごしに湖のほとりの別荘へ向かうショーバー一家。主のゲオルグ、妻のアナ、そして息子のショルシと愛犬のロルフィー。別荘に着き、台所で夕食の支度をするアナの元に、見知らぬ青年が訪れる。ペーターと名乗るその青年は、卵を分けてくれないかと申し出る。台所に入ったペータ-は、何気なく卵を割ったり、アナの携帯電話を水の中に落としたり、さり気なくアナを苛つかせる。そこへもうひとりの青年パウルが現れ、さらにアナを挑発。ゲオルグが仲裁に入るがパウルは逆にゴルフクラブでゲオルグの膝を打ち砕き、一家に言う。「明日の朝9時までにあなたたちを殺せるか否かゲームをしよう」。

「ファニーゲーム」の解説

1997年のカンヌ国際映画祭で、そのあまりに衝撃的な展開に途中で席を立つ観客が続出。斬新なスタイルとショッキングなテーマ性でその年のカンヌの台風の目となったが、賞レースでは無視された。2001年、「ピアニスト」でカンヌのグランプリを獲ったミヒャエル・ハネケの、早すぎた金字塔的作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年10月20日
キャスト 監督ミヒャエル・ハネケ
出演スザンネ・ローター ウルリッヒ・ミューエ フランク・ギーリング アルノ・フリッシュ ステファン・クラプチンスキー
配給 シネカノン
制作国 オーストリア(1997)
上映時間 103分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-04-30

デイーン・デハーン主演の劇映画〈キュア~禁断の隔離病棟〉を視ていて、隔離された閉塞空間でのおぞましい出来事からミヒャエル・ハネケ監督の本編や同監督演出のテレビドラマ〈フランツ・カフカの「城」〉等を連想していた…。上記の作品はゴシック・ホラーの系譜として映画〈レベッカ〉にも通じ合うけれども。病院が病気を創出する元凶と云うイバン・イリイチの社会哲学的な視点も在って寓話性を帯びたmysteryだったんだ?

最終更新日:2023-10-15 02:00:05

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