不思議惑星キン・ザ・ザ 作品情報

ふしぎわくせいきんざざ

妻に頼まれ夕飯の買い物に街へ出た建築技師マシコフに、「あの人が変なことを言ってます」と学生ゲデバンが助けを求めてきた。浮浪者のようなその男は、自分は他の惑星から来た者で、自分の星に帰りたいと2人に話す。そんな話など信じないマシコフは、男が持っていた“空間移動装置”のボタンを押してしまう。次の瞬間、マシコフとゲデバンは砂漠のど真ん中に。「もしかして、あの男の星にワープしてしまったんじゃ…」と不安がるゲデバンに「ここはソ連国内の砂漠、カラクルムだ」と言い張るマシコフ。しかし、そこは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクだったのだ……。

「不思議惑星キン・ザ・ザ」の解説

合い言葉はク-!。ソ連で公開当時、評論家からはさんざんな不評だったにもかかわらず、ソ連全土で1570万人を動員。日本では1989年の“ソビエトSF映画祭”で特別上映されただけの幻のカルト・ムービー。ニュ-プリント、新訳字幕バージョンで2001年に再公開。2016年8月20日よりデジタルリマスター版再公開。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年7月21日
キャスト 監督ゲオルギー・ダネリヤ
出演スタニスラフ・リュブシン ユーリー・ヤコヴレフ エヴゲーニー・レオノフ レヴァン・ガブリアゼ
配給 パンドラ
制作国 旧ソ連=ジョージア(1986)
上映時間 135分

(C) Mosfilm Cinema Concern, 1986

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-02-24

早稲田松竹のカルト映画特集で見ました。ソビエト映画ではアンドレ・タルコフスキー監督のSF 映画と対極に有る作品としても有名!久し振りにこの映画館で見たが友人もお薦めな一本…。キテレツなコミカルな<クー>と言う挨拶や奴隷語表現と独特な手振り物腰が笑いを呼ぶ…。文化人類学的映画にして時の階級国家を完全にパロデイ化して仕舞った異色宇宙時代劇!映画スターウオーズや未知との遭遇の原型の一つにも思えて来る。黒澤明監督の隠し砦の三悪人と共に…。

最終更新日:2024-11-22 02:00:08

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