シャクルトン奇跡の生還 作品情報

しゃくるとんきせきのせいかん

世界中の冒険家たちが、人類に残された最後の大陸・南極を目指した20世紀初頭。大英帝国南極横断探検隊の隊長サー・アーネスト・シャクルトンは、「苦難に満ち、報酬は少なく、生命の保証さえない」と断言する隊員募集の新聞広告をうった。名誉と称賛のみを求めて集まった5000人もの志願者の中から選ばれた南極探検のエキスパート、老練な船大工、船医、学者、料理人、さらには写真家や画家たち総勢28名は、1914年、入念な準備の後、当時の最高技術をもって建造された大型木造帆船エンデュアランス号に乗り込みプリマス港を出港する。だが、人知の及ばぬ大自然の猛威により、翌年早々、エンデュアランス号は氷山群に閉じ込められてしまう。マイナス数十度にまで達する気温、食料の欠乏、極限にまで達する疲労。10ヶ月後、船をあきらめたシャクルトンたちは氷上で野営生活を始めるが、エンデュアランス号は沈没し、氷も流されていく。3艘のボートに分乗し、7日間の航海の末、無人島であるエレファント島に到着したのも束の間、救助を求めシャクルトン以下5人の隊員がわずか7メートルのボートで人の住むサウスジョージア島を目指す。嵐の海を横切り、山脈と氷河が険しいサウスジョージア島を軽装・徒歩で横断し、36時間かけて捕鯨基地に辿り着いたシャクルトンは、さらに3度の失敗を経て、遂にエレファント島に残してきた隊員たちを救出する。およそ2年に及ぶ南氷洋漂流から隊員27名を一人も欠かすことなく生還させた。南極横断は適わなかったが、それは、冒険史上最高の奇跡として永遠に語り継がれることになる勇気と感動のドラマであった。

「シャクルトン奇跡の生還」の解説

20世紀初頭、南極大陸横断という偉業に挑み、極寒の南氷洋に閉じ込められながらも、類い稀なるリーダーシップと不屈の精神力をもって28名全員の奇跡の生還を成し遂げた、アーネスト・シャクルトンと隊員たちの姿を、当時の記録フィルムや写真など貴重な資料と現在の南極ロケによって再現するアイマックス・シアター用大型映像ドキュメンタリー。監督・製作は「アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男」のジョージ・バトラー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2002年9月28日
キャスト 監督ジョージ・バトラー
配給 さらい
制作国 アメリカ(2001)
上映時間 40分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:40

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