裸のマハ 作品情報
はだかのまは
1802年、スペイン。王妃マリア・ルイーサ(ステファニア・サンドレッリ)が絶大な権力を握っていたスペイン宮廷。王妃と対立するカイエターナ・アルバ公爵夫人(アイタナ・サンチェス・ギヨン)は、社交界の華として権勢を誇っていた。ある日、カイエターナの屋敷で宴が開かれ、翌日、彼女は急死を遂げる。寝室に駆けつけた宮廷画家フランシスコ・ゴヤ(ホルへ・ペルゴリア)は、彼女の水差しグラスに、猛毒が含んでいると言われる“ヴェネローゼ緑”の絵具が沈殿しているのを発見。彼女は、宰相マヌエル・デ・ゴドイ(ジョルディ・モリャ)の愛人で、ゴヤとも親密な関係を結んでいた。そのことにより、王妃の他にも、ゴドイが寵愛する愛人のペピータ(ペネロペ・クルス)、ゴドイの正妻・チンチョン伯爵夫人(マリア・アロンソ)らの愛憎が複雑に絡みあっていたのだった。その頃、ゴヤはゴドイの命令で、ペピータをモデルに世紀の名画<裸のマハ>を描く。しかし、完成した作品の顔はカイエターナであった。失意の底に沈んだペピータは、猛毒を含んだ絵具をカイエターナのグラスに注ぐが、ためらって水差しグラスに注ぎかえた。一方、ゴヤはカイエターナの宝石類をゴドイが引き取っているのを目にする。彼を咎めた時、チンチョン伯爵夫人の口から王妃が毒を盛っていたという話を聞く……。カイエターナの宝石を身につけた王妃とゴドイが、ベッドの上で笑いあうのだった。
「裸のマハ」の解説
19世紀を代表する宮廷画家・ゴヤの名画<裸のマハ>をめぐる、女たちの葛藤を描いたサスペンス・ドラマ。監督は、「おっぱいとお月様」のピガス・ルナ。撮影は、「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」のパコ・フェメニア。美術は、「ヴィゴ」のルイス・バレス。衣装デザインは、「シラノ・ド・ベルジュラック」のフランカ・スクァルシアピノ。出演は、「雲の上で散歩」のアイタナ・サンチェス=ギヨン、「バニラ・スカイ」のペネロペ・クルス、「星降る夜のリストランテ」のステファニア・サンドレッリほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2002年5月3日 |
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キャスト |
監督:ビガス・ルナ
原作:アントニオ・ラレータ 出演:アイタナ・サンチェス・ギヨン ペネロペ・クルス ジョルディ・モリャ ホルヘ・ベルゴリア ステファニア・サンドレッリ カルロス・ラ・ローサ ゾエ・ベリアトゥア ジャン・マリー・ホアン オリヴィエ・アシャール エンパル・フェレール エンリケ・ヴィリレン マリア・アロンソ カルロス・バルデム アルベルト・デメストレス フェルミ・レイクサッチ アヤンタ・バリッリ エンリケ・レイエス アルヴァロ・ロボ ヴィルジニア・チャヴァッリ チェマ・マーゾ |
配給 | シネマパリジャン |
制作国 | スペイン フランス(1999) |
上映時間 | 95分 |
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