鎖骨の下の 作品情報
さこつのしたの
誕生と死去だけが確かなもので、その間にある果てしなく儚い時空ほど不確かなものはない。愛なんて見たことも触れたこともないし、23年間呼ばれ続けた名前もそれが自分とイコールなのか疑わしい。そんな中、私の鎖骨の下にある傷だけは確かな存在だ。その傷を恋人のように思っていた私。だがある日、過って瘡蓋を剥がしてしまうのだった。
「鎖骨の下の」の解説
不確かな生の時空の中で、自分が生きている証拠を鎖骨の下の傷に見出した女性を描く短篇。監督・脚本は多摩美術大学出身の映像作家・荒牧亮子。撮影を「新世紀アートアニメーション/玉蟲少年 A CLOCK INSECT」の岩井天志が担当している。尚、本作は特集上映『荒牧亮子の映画世界』の中で公開された。イメージフォーラム1999一般公募部門審査員特別賞、2000年釜山アジアン・ショートフィルム・フェスティヴァルAsian Gaze award受賞作品。16ミリ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年9月29日 |
---|---|
キャスト |
監督:荒牧亮子
出演:荒牧亮子 |
配給 | 自主 |
制作国 | 日本(2001) |
上映時間 | 22分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「鎖骨の下の」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。