ムルデカ MERDEKA 17805 作品情報
むるでかいちななはちまるご
1942年、第二次世界大戦時下のオランダ領ジャワ島。単身軍司令部に乗り込み、見事オランダ軍を降伏させた南方戦線実行部隊の島崎中尉は、その後、インドネシアの自治独立を目指し、現地の青年たちを軍事教練する機関“青年道場”を開設した。“サンパイマティ”(死ぬまでやれ!)の精神の下、集まった理想高き志の青年・ヌルハディ、アセップ、パルトらに厳しい指導をする島崎。初めは対立することもあったが、身をもって行動する島崎の態度に、やがてヌルハディらの心の中にも自分たちの手で独立を勝ち取るという気持ちが芽生えていく。ところが、日本の敗戦により状況は一変。オランダとイギリスの連合軍が再びこの国を統治下に置くべく進行を始める中、インドネシアにムルデカの気運が高まるも、島崎は手出しの出来ない立場に追い込まれ、戦友の宮田中尉と共にオランダ軍に身柄を拘束されてしまう。日々続く拷問。そして、戦争犯罪を問われた宮田が処刑された。一方、ヌルハディらの手で奇跡的に救出された島崎は、彼らが率いる独立軍に参加することを決意。いつ終わるとも知れぬ戦闘に身を投じていくのだった。だが、インドネシアの運命を決する最後の戦いに勝った夜、島崎は敵の銃弾に倒れてしまう。そして現代、今や平和な独立国となったインドネシアの英雄墓地に眠る島崎と宮田の墓に、宮田の忘れ形見である娘・文子が詣でる姿があった。
「ムルデカ MERDEKA 17805」の解説
第二次世界大戦後、インドネシアに留まり独立戦争に参加した日本人将校の姿を、事実に基づいて描いたドラマ。監督は「sanctuary サンクチュアリ」の藤由紀夫。脚本は「北京的西瓜」の石松愛弘。撮影監督に「クロスファイア」の高間賢治、撮影に「英二」の戸澤潤一があたっている。主演は「花のお江戸の釣りバカ日誌」の山田純大。尚、タイトルの“ムルデカ”とはインドネシア語で“独立”を意味し、“17805”はインドネシアが独立宣言した日を日本の皇紀“2605年8月17日”で表したものである。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年5月12日 |
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キャスト |
監督:藤由紀夫
出演:山田純大 保坂尚輝 ムハマド・イクバル ローラ・アマリア 六平直政 水橋研二 津川雅彦 榎木孝明 夏八木勲 藤村志保 藤谷美紀 松原智恵子 石田太郎 塚本耕司 阿南健治 山中聡 堀文明 保木本竜也 オーリア・アシュサン ファジャール・アンバラ アユ・マハラニ 大浜詩郎 水島新太郎 クリフォード・リップル 飯田まさと 冨留田康弘 槫林大 古賀大賛 吉川和宏 片山論 浜田彰 瀧田哲成 新井葉月 郡司絢香 猪爪碧 野口雅弘 山岡一 安達大介 ミラ・カルミラ イーマン・スラマン 石山圭一 小川敏明 川澄朋章 長谷川恵司 木川淳一 桝田充則 宮崎則仁 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(2001) |
上映時間 | 122分 |
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