13デイズ 感想・レビュー 3件

さーてぃーんでいず

総合評価5点、「13デイズ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-14

キューバ危機は、一歩間違えば、人類の歴史を大きく変えたかもしれない、20世紀の大事件だ。

この映画「13デイズ」は、事実のみが持つ説得力を生かし、この題材を息詰まる政治サスペンスドラマに仕立てた作品だ。

1962年、キューバでソ連製の核ミサイルが発見され、当時のジョン・F・ケネディ大統領が、海上封鎖で対抗し、撤去を迫ったのだった--------。

この危機が回避されるまでの13日間を、ケビン・コスナー演じる、大統領特別補佐官の立場でたどるのだ。
映画は、二重の対立構造を描き、緊張を高めていく。

一つは、事件の本筋である米ソの駆け引き。
米側がつかんだソ連軍の動きは描写しても、モスクワの思惑は見せぬまま、物語が進行する。
こうした展開により、疑心暗鬼を生む冷戦の危うさを訴えかけるのだ。

そして、もう一つの緊張関係が、外交努力で核戦争の危機を避けたい大統領らと、キューバ侵攻や空爆など強行策を主張する、軍幹部の対立。
やや誇張もある気がするが、軍部を”悪者”扱いしたため、物語がより面白くなったと思う。

大統領が決断をためらえば、弟の司法長官ロバート・ケネディは、勇み足を踏むなど、美化されがちなケネディ兄弟を人間臭く描いているところもいい。 ケビン・コスナーも、ヒーローとして出しゃばらず、ケネディ兄弟を支える役に徹して、映画を引き締めている。 一方、硬い話になりがちな題材に、家族を登場させた事で、この映画に膨らみが出たと思う。 この状況で、家族を守るには、武力衝突を避ける以外にないとの主人公の思いは、素直に頷ける。 家族愛が、そのまま武器を取る事に結びつくアメリカ映画が多いだけに、妙に新鮮な印象を残す作品になったと思う。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-10-04

北朝鮮のミサイル発射が報じられる渦中で本篇を視聴すると米ソ冷戦下のキューバ危機の国際的なクライシスがリアリティーを持って感じられ

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-01-08

🚀キューバ危機,米ソの緊迫した関係,人類核戦争への秒読み,東西冷戦期の国際情勢の中でどう危機が回避されたかをリアルに再現したドラマ。明日,昇る太陽が見られるかどうかの刹那では無い,永遠の平和への希望と祈りがラストに込められて

最終更新日:2024-05-24 16:00:02

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