スペシャリスト 自覚なき殺戮者 作品情報
すぺしゃりすとじかくなきさつりくしゃ
南米・アルゼンチンに逃亡していたナチスの親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンをユダヤ人国家イスラエルが拘束し、1961年4月11日同国イェルサレムの法廷で裁いた“アイヒマン裁判”。裁判はイスラエル政府の意向で一部始終が撮影・録音され、その内容は全世界37カ国で放映されたと言われている。ハンナ・アーレントの裁判傍聴記『イェルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』に感銘を受けた、“国境なき医師団”元総裁のロニーと、イスラエル映画界の“反体制派”の1人と言われる映像作家エイアルは、イェルサレムに保管されたアメリカの取材チームによるヴィデオ素材に初めてアクセスを試み、約350時間に及ぶ記録素材をもとに、約2時間の映画に再構成した。“専門家(スペシャリスト)”としてのアイヒマンの技術的能力と専門知識を浮かび上がらせる一方で、防弾ガラスに囲まれた被告人席で唇をゆがめ、「自分は上司の命令に従っただけ」とひたすら主張する小役人の肖像をリアリズムで描写し、ハンナ・アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像を暴く。
「スペシャリスト 自覚なき殺戮者」の解説
ナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンの裁判を克明に映し出したドキュメンタリー。裁判の一部始終を撮影した約350時間の記録素材を、イスラエルの映像作家エイアル・シヴァンが約2時間に再構成。ハンナ・アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像を暴く。共同脚本は、国境なき医師団元総裁のロニー・ブローマン。編集はオードリー・モーリオン。2000年2月5日より公開(配給:セテラ)。2017年4月29日より再上映(配給:コピアポア・フィルム)。
ナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンの裁判を克明に映したドキュメンタリー。裁判の一部始終を撮影した約350時間の記録素材を、イスラエルの映像作家エイアル・シヴァンが約2時間に再構成。ハンナ・アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像を暴き出す。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2017年4月29日 |
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キャスト |
監督:エイアル・シヴァン
出演:アドルフ・アイヒマン |
配給 | コピアポア・フィルム(提供:マーメイドフィルム) |
制作国 | イスラエル=フランス=ドイツ=オーストリア=ベルギー(1999) |
上映時間 | 123分 |
公式サイト | http://mermaidfilms.co.jp/specialist-movie/ |
(C)moment-films.Ltd
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「ろく」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2021-06-19
東京裁判とかに比べて
これホントに記録映像?と思うようなアイヒマンの表情やら手元のアップ映像まで
記録されてて驚いた
一体、何台カメラ回してたのかとか
映像記録の意義がよくわかる映画