海の上のピアニスト 感想・レビュー 2件
うみのうえのぴあにすと
総合評価4.5点、「海の上のピアニスト」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「完全版 eg1900(新たな出逢い)」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-07
イタリア完全版を鑑賞しました。
かなり要所要所をはしょっていたことがわかり、繋がらない部分も、よくわかります。
!?が、すっきりします。
アメリカ!
自由の女神は、中央に神を、右手に光(キリスト)を、左手には、自由の宣言書(聖霊)を
チャンスの女神
は、タイミングを掴むの別名ですし、ツボをおさえるの別名。
せっかち人間は、タイミングを軽んじて、物事の成就を妨げます。
せっかち人間は、真(信・神)がないので、Mr.レモンのように上手く行かず、ポイントを掴み損ね、タイミングを逃す。
自然界は、タイミングであり、チャンスであり、ポイントであり、ツボをおさえる。それを我々は、奇跡と呼ぶ。
『物語はいつかは終わり、語る言葉を失う』
けれど、その沈黙の静止の場所にこそ、神の声なき聲がある。
因みに、Mr.レモンに「音楽」と日本人らしき女性が語りかけますが、NYの都市伝説、マンハッタン(マン・はったん、秦氏を称える)を彷彿とさせるのは私だけでしょうか?
P.N.「偶然は…、ない。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-09-02
おかれた場所で、今を生きる。
人は、自らのおかれた場所で、生きようとせず、自由を求める。
また、否応なしに、今いる場所から、旅立たねばならないケースもある。
見えない導きにより。
知らないからこそ、無限の広がりを音楽で表現したMr.レモン。
海上の人々の夢の中で生きたMr.レモン。
女性がきっかけで、自らの夢を自覚する。
そして、いざ、1歩踏み出したとき、恐怖におののく。
行く先が、わからない現実に。
鍵盤の上での無限の表現者は、
矛盾した行動にでる。
見えざる手を無くし、信仰心を無くした人間は、恐怖におののき、死を選択する。
神の右手、見えざる力を信じきれず。
見えざる力、それは、人々の右手に添えられた神の左手。
人間からみれば神の右手は、神からは左手。
人間は、時として、矛盾を解決できないまま生きる。
恐れないからこそ、知らないからこそ、無限の音楽を奏でたMr.レモンも、恋をきっかけに、知らないことを恐れてしまう。
見えざる聖霊の左手の働き、神の右手を信じきれずに。