モスラ3 キングギドラ来襲 感想・レビュー 3件
もすらすりーきんぐぎどららいしゅう
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P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-11
1作目でレインボー・モスラ、2作目で水中モード・モスラと変身のバリエーションを増やしてきたモスラが、この3作目では強敵キングギドラを倒すために、戦闘的な"鎧モスラ"に大変身を遂げるというのが見ものになっている。
この映画の主人公は、登校拒否の少年・翔太だ。
思春期のリアルな悩みを抱えた翔太が、前の2作にはない、ある種の重さをドラマに与えていると思う。
翔太は周囲の人間には心を閉ざしているが、キングギドラの脅威に共に立ち向かうモルに心を開く。
青木ケ原での翔太とモルの会話は、昭和モスラの無垢で受け身な小美人のキャラクターでは描けなかった名シーンで、デジタル合成で二人の触れ合いが、自然に描かれていると思う。
そして、都市破壊がほとんどなかった前2作と違って、この映画では、キングギドラのパワフルな破壊が中盤に描かれている。
実景のビルがリアルに吹き飛ぶスペクタクルは、従来の怪獣映画にはなかったイメージだ。