ブレーキ・ダウン 感想・レビュー 2件
ぶれーきだうん
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P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-03
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
故障を修理した夫は、妻が待つダイナーへ向かうが、そこに妻の姿はなく、その姿を見た者さえいない。
皮肉にも彼の高級車が、身代金が取れるとみた悪党どもを呼び込んだのだ。
彼が、妻を探して立ち寄る保安官事務所の多数の行方不明者の写真が、アメリカのリアルな現実を見せつけて恐ろしい。
かくて、身代金を要求してきた男たちと、何としても妻を取り戻したい夫との、ガチンコ対決が始まるのだが、主人公のカート・ラッセルの、体を張った孤軍奮闘が、まさにハラハラ、ドキドキの連続で、観る者の目を画面に釘付けにすること請け合いだ。
怖いのは、犯人の男たちが、よくありがちな“闇組織”などに属する連中などではなく、隣近所のどこにでもいそうな普通の男たちであることだ。
行方不明者の多さとともに、そんなアメリカの怖い部分を垣間見るような一篇だ。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-03
本物かと目を疑うCG映像が、ネット上にはいくつもある。
映画の世界も、今やそんな本物まがいのCG作品が花ざかりだ。
だが、そのほとんどは、ゴテゴテに飾り立てた空箱みたいなもので、見た目は楽しめるかもしれないが、力を入れたCGに見合うだけの作品は、意外と少ないようだ。
この映画「ブレーキ・ダウン」には、そんな無機質なCG映像はない。
あるのはただ、人間同士の駆け引きと、そこに生じる生身の闘いだ。
そして、これこそが映画本来の面白さだろう。
広大なアメリカの人里離れたハイウェイ。一台の赤い最新型ランドクルーザーが走っている。
乗っているのは、テイラー夫妻で、夫のジェフ(カート・ラッセル)と、その妻エイミー(キャサリン・クインラン)だ。
だが、突然、車が故障。夫妻は、ほどなく通りかかった長距離トラックに助けを求め、妻だけ近くのダイナー(簡易食堂)まで乗せてもらうことになる。
だが、これを最後に妻の行方は、ようとしてわからなくなってしまう--------。