ブレーキ・ダウン 作品情報
ぶれーきだうん
東海岸のボストンから西海岸のサン・ディエゴへドライブ中のジェフ(カート・ラッセル)とエミー(キャスリーン・クインラン)の夫婦を乗せた車が故障、立ち往生しているところへ一台の長距離トラックが通り掛かった。ドライバー(J・T・ウォルシュ)が近くのダイナーまでエミーを乗せてくれるという。故障を修理したジェフはすぐに後を追ったが、彼女を見失ってしまう。この付近では何十人もの行方不明者が出ているらしい。そこへあのドライバーとその仲間がエミーの身の代金を要求してきた。交換場所に指定された給油所で、あのドライバーを発見したジェフは、トラックに飛び乗り、エミーが監禁されている納屋へ向かう。エミーを救出したジェフは男たちの追撃を受けるが、一台ずつ振り切り、残ったあのトラックは谷底に落下した。
「ブレーキ・ダウン」の解説
ドライブの途中、見知らぬ場所で愛妻を誘拐された男の奪回劇を描いたサスペンス・カーアクション。スティーヴン・スピルバーグの「激突!」やロバート・アルドリッチの「北国の帝王」を彷彿とさせる演出を見せた監督は、これが劇場用映画となるジョナサン・モストウ。脚本は、モストウの原案を基に彼とサム・モンゴメリーが共同で執筆。製作は「ドラゴンハート」のディノ・デ・ラウレンティスと彼の娘で「バウンド」のマーサ・デ・ラウレンティス。撮影は「心の指紋」のダグ・ミルサム、音楽は「コナン・ザ・グレート」のベイジル・ポールドゥーリス、美術は「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のヴィクトリア・ポール、編集は「トータル・リコール」のデレク・ブレシンと「ロビン・フッド」(91)のケヴィン・ステット、衣裳は「恋のゆくえファビュラス・ベイカー・ボーイズ」のテリー・ドレスバッハ、スタント・コーディネーターと第二班監督は「氷の微笑」のジェームズ・アーネットが担当。主演は「エクゼクティブ デシジョン」のカート・ラッセル。共演は「イベント・ホライゾン」のキャスリーン・クインラン、「ニクソン」のJ・T・ウォルシュ、「コン・エアー」のM・C・ゲイニー、「イベント・ホライゾン」のジャック・ノーズワーシーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1998年1月24日 |
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キャスト |
監督:ジョナサン・モストウ
出演:カート・ラッセル ジェイ・ティー・ウォルシュ キャスリーン・クインラン エム・シー・ゲイニー ジャック・ノースワーシー レックス・リン リッチ・ブリンクリー モリア・ハリス キム・ロビラード トーマス・コパチェ ジャック・マッギー ヴィンセント・ベリー ヘレン・ダフィ ジーン・ハートライン スティーヴン・ウォーディントン リック・サンダース |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | アメリカ(1997) |
上映時間 | 93分 |
TV放映 |
2024年12月4日 テレビ東京 午後のロードショー |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-03
本物かと目を疑うCG映像が、ネット上にはいくつもある。
映画の世界も、今やそんな本物まがいのCG作品が花ざかりだ。
だが、そのほとんどは、ゴテゴテに飾り立てた空箱みたいなもので、見た目は楽しめるかもしれないが、力を入れたCGに見合うだけの作品は、意外と少ないようだ。
この映画「ブレーキ・ダウン」には、そんな無機質なCG映像はない。
あるのはただ、人間同士の駆け引きと、そこに生じる生身の闘いだ。
そして、これこそが映画本来の面白さだろう。
広大なアメリカの人里離れたハイウェイ。一台の赤い最新型ランドクルーザーが走っている。
乗っているのは、テイラー夫妻で、夫のジェフ(カート・ラッセル)と、その妻エイミー(キャサリン・クインラン)だ。
だが、突然、車が故障。夫妻は、ほどなく通りかかった長距離トラックに助けを求め、妻だけ近くのダイナー(簡易食堂)まで乗せてもらうことになる。
だが、これを最後に妻の行方は、ようとしてわからなくなってしまう--------。