ラストゲーム 作品情報
らすとげーむ
バスケットボールの天才高校生プレイヤー、ジーザス(レイ・アレン)は、たくさんの人の注目の中、NBAか、大学進学かという、重大な決断を1週間後に下さねばならなかった。そんな彼の前に、母を死なせた罪で服役中の父シェイク(デンゼル・ワシントン)が現れる。ジェイクは、ジーザスを知事の母校であるビッグ・ステート大に入学させることに成功すれば刑期を軽くしてやるという裏取引により、1週間の期限つきで特別に出所したのだった。しかし突然現れた父をジーザスは突っぱねるばかり。6年前、ジェイクは自分が果たせなかったNBAへの情熱と、現在の生活から抜け出すための手段としてバスケットボールの夢を幼い息子に託していたのだが、その重圧に耐えられなくなったジーザスの目の前で、ジェイクに突き飛ばされた母親が頭をぶつけて死んでしまうという不慮の事故が起こった。それ以来、父と息子の間には深い溝が出来ていたのであった。息子に徹底的に無視されるジェイクは、仮の住まいの隣に住む薄幸の売春婦ダコタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と心を通い合わせるようになっていた。ある日、ジーザスは恋人ララ(ロザリオ・ダウリン)に紹介されたスポーツエージェントに会い、自分の回りのすべてが、信じていたララさえもが、金のために動いていることに気づき愕然とする。そんな時、ジーザスは、自分の名前が聖書からではなく、伝説のプレイヤー、アール・モンローのニックネームから取られたことを父から知らされる。モンローはジェイクの幼少時代のヒーローであった。そして選択の日の前日、ジェイクはジーザスに1オン1を申し込む。自分が勝てばビッグ・ステート大進学の同意書にサインを、負けたら永遠に姿を消す、という賭けのゲームだ。かくして2人は6年ぶりにコートで向かい合う。結果は、ジーザスの勝ち。期間中にサインさせられなかったジェイクの刑期は軽くならなかった。しかしジーザスは、父を許すかのように、結局大学進学を決定するのだった。
「ラストゲーム」の解説
バスケットボールを通じて父と息子の絆を描いた感動作。監督・製作・脚本は「ゲット・オン・ザ・バス」のスパイク・リー。共同製作は「ガール6」「バスキア」のジョン・キリク。撮影は「ガール6」のマリク・ハッサン・セイード。音楽は「二十日鼠と人間」のアーロン・コープランド。またパブリック・エナミーが楽曲『He Got Game』を提供している。編集はバリー・アレクサンダー・ブラウン。衣裳は「ゲット・オン・ザ・バス」のサンドラ・ヘルナンデス。出演は「マルコムX」以来リーと組む「悪魔を憐れむ歌」のデンゼル・ワシントン、NBAミルウォーキー・バックスの現役選手レイ・アレン、「フィフス・エレメント」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「コレクター」のビル・ナン、「KIDS」のロザリオ・ダウソン、「クルックリン」のゼルダ・ハリス、「マルコムX」のロネット・マッキー、「ビッグ・リボウスキ」のジョン・タトゥーロほか。また、マイケル・ジョーダンらNBAのスター選手たちがゲスト出演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1998年12月19日 |
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キャスト |
監督:スパイク・リー
出演:デンゼル・ワシントン レイ・アレン ミラ・ジョヴォヴィッチ ビル・ナン ロザリオ・ドーソン ゼルダ・ハリス ロネット・マッキー ジョン・タトゥーロ |
配給 | クロックワークス |
制作国 | アメリカ(1998) |
上映時間 | 134分 |
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