セイント 感想・レビュー 1件

せいんと

総合評価4点、「セイント」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-03

「セイント」は、バットマンやジム・モリソン、エルヴィス・プレスリーなどを演じてきたヴァル・キルマーが、12人の聖人の名を使い分ける怪盗に扮した冒険アクション映画だ。

暗い少年時代を経て、世界を股にかける大泥棒になったセイントこと、サイモン・テンプラー。

純粋な心を持つ科学者エマと恋に落ちた彼が、ロシア帝国の復活の野望に燃える大富豪トレティアックの陰謀を打ち砕くのだ。

この映画の元ネタは、ロジャー・ムーアが1960年代に主演した、TVシリーズ「天国野郎/セイント」。

野暮ったい親爺から謎めいた芸術家の青年まで、クルクルと変装してみせるヴァル・キルマーの演技が楽しい。

その軽いテイストの一方で、いかにも寒そうなロシアでのロケによる映像が、重厚なサスペンスを醸し出していると思う。

最終更新日:2023-12-13 16:00:02

広告を非表示にするには