P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-06-01
ノー・スモーキング・バンドのけたたましく愉快なサウンドと戦場の悲惨が同居する。それでも人生は続く
あんだーぐらうんど
総合評価5点、「アンダーグラウンド(1995)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
ノー・スモーキング・バンドのけたたましく愉快なサウンドと戦場の悲惨が同居する。それでも人生は続く
水中シーンはジャン・ヴィコ監督の名篇〈アタラント号〉と比較した感想のreviewも在ったが,ウエディングドレスの花嫁が宙を飛んだり流れ行く情景はマルク・シャガールの絵を彷彿とさせるんだ。兎に角宴会見たいなブラスバンドの喧騒が目眩く
名画座の老舗,早稲田松竹のエミール・クストリッツア監督週間で再見して改めて戦争の本質を諧謔なブラック・ユーモアで突いた本篇に感動…。構成ではフランソワソ・トリュフォー監督「突然炎のことく」も想わせたんだ❗️
ニキータ・ミハルコフ監督の映画「大陽に灼かれて」の冒頭、偽りの太陽が飛来し空を彷徨う姿を観てると、果敢に独裁政権に抗ったグルジア映画「懺悔」等や凄まじい迄の戦争カリカチュアな本編の映像を想い出して仕舞ったんだ…。鬼気立ったグイグイと惹き付ける其の映像の喚起力に打ちのめされて❗️ラストシーンも又、映画史上に残る秀逸さ哉✨