ルパン三世 念力珍作戦 作品情報
るぱんさんせいねんりきちんさくせん
フランス生まれの怪盗ルパンの血をひく泥棒貴族、ルパン三世。二世が築き上げたルパン帝国をマカ・ローニ一家に潰されて、日本人を母に持つルパン三世だけが生きていた。この男、爺さんゆずりの盗みの天才だが、女に弱いのが玉にキズ。ある日、護送車で連行中の女囚・峰不二子を見染め、刑務所から助け出した。おかげでルパンは、銭形平次の子孫・銭形警部、大岡越前守の子孫・大岡、遠山金四郎の子孫・遠山らに追いかけられるはめになった。ところがもう一団、ルパンを追いかける者がいた。マカ・ローニ一家で、三世が生きていると知って捜し始めたのだ。一方、ルパンに思いがけない味方がついた。ルパン帝国配下の生き残りで、三世を守ることが天職と心得ている次元大介という、体中に銃を隠し持っているけったいな男である。さてルパンは、世界宝石展開催中の会場から大量の宝石を奪うが、不二子に横取りされてしまった。不二子にふられ、マカ・ローニ一家系列の暗黒街のボスの命を受けた殺し屋に狙われて、いささか疲れたルパンは、自ら警察に出向いて刑務所で休息することにした。銭形以下警察トリオは狂ったように大喜び。ルパン逮捕を知った暗黒街のボスは、邪魔者がいなくなったと安心し、宇宙人をモデルにしたという古代の土偶を盗み、大資本家に売りつける念力作戦にとりかかった。ルパンを警察に売り、脱獄の罪を張消しして釈放された不二子は、土偶を横取りしようとするが、逆に捕われてしまった。刑務所で不二子危機の情報を得たルパンは、早速脱獄して不二子救出に、海辺のホテルに駆けつけた。不二子は崖っぷちの小屋にいる。そこにルパンを追いかけて来た警察トリオ、殺し屋、三者入り乱れての大乱戦。その時、次元の運転するヘリコプターが……。
「ルパン三世 念力珍作戦」の解説
フランスの怪盗アルセーヌ・ルパンの三世が日本を舞台に大活躍するアクション映画。原作はモンキー・パンチの劇画「ルパン三世」。脚本は「にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻」の長野洋、監督は「だまされて貰います」の坪島孝、撮影は「夕日くん サラリーマン仁義」の市原康至がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1974年8月3日 |
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キャスト |
監督:坪島孝
原作:モンキー・パンチ 出演:目黒祐樹 田中邦衛 江崎英子 伊東四朗 人見明 江幡高志 藤村有弘 E・H・エリック 夏樹レナ 安西マリア 恵美 山本麟一 田中淳一 福山象三 うえずみのる 前川清 大泉滉 鈴木和夫 福崎和宏 中庸介 ポピーズ 天本英世 広瀬正一 平田守 常田富士男 青空球児 青空好児 鮎川浩 海野かつを 堺左千夫 小島三児 出演(声):大平透 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1974) |
上映時間 | 82分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「Tmk」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-02-06
映像化されたルパン三世の中で最も原作のスラップスティックに忠実な作品。モンキーパンチ先生のギャグをメディアで成功した唯一の作品ではないでしょうか。アニメの世界観に囚われ過ぎる現行ファンにはウケないかも‥と思われますが、本作品はルパンのテイストの一端を上手くデフォルメしています。