P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-02
今朝のNHKラジオ深夜便林伊佐緒作品集,かけられたモダンな歌・ダンスパーティの夜だった,は本篇にインスパイアされた曲
おとみとよさぶろう
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今朝のNHKラジオ深夜便林伊佐緒作品集,かけられたモダンな歌・ダンスパーティの夜だった,は本篇にインスパイアされた曲
他の映画サイトには本篇ロケ地等詳しく書かれて居るが舞踏会の手帖形式と言われるstyleの確立と其々のepisodeを紡ぐ狂言まわしとしてのヒロインへの言及も興味を惹くんだ
スローモーションで撮影されたmonochromeのシーンは往年のサイレント映画を想い出させるロマンス
✏️モノクロのdynamicなmontageとモーリス・ジョベールの音楽も併せて堪能したいデヴィヴィエ監督作品
ストーリーテラーの名手ジュリアン・デュヴィヴィエの「望郷」と並ぶ戦前の代表作。夫を亡くした、まだ若き貴婦人が古い手帖に記せられた男たちを探し訪ねる話をオムニバス形式で描く。大戦前のペシミズムが色濃く反映された過程を辿るが、ラストの意外性にひとつの人生訓が秘められている。人は愛を失っても生きていけるが、自分だけの青春の想い出は捨て去る事が出来ないと。映画における愛と青春なんて、ありふれた題材ですが、このふたつを比較したところが何ともユニークで希少価値があります。