P.N.「儚さ、失われた時を求めて、」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-04-08
同じ監督の「四月物語」の様な、日本人には、その文化の造詣の深さと共に、現代へと上手く昇華した伊丹十三監督の風格さえ漂う。
フランスの小説「失われた時を求めて」からインスパイアされた作品なので、それを知るとより内容が、深まる。
監督作品には、儚さの表現があります。桜、それを表す一期一会。恐らく、武士道のエッセンスの「葉隠」か根底にあるのでしょう?
葉隠を一言で表すなら一期一会を説いた作品。
その生き方に学べば、すべての疑問に合点が行く。
それに、我流に生きては、どん詰り、常に、一歩前行く、日本人の経済発展の秘密がある。
中山美穂さんの私達がしるイメージと素の姿が感じられる作品。
追悼上映と言う形になりましたが、人生を中途半端に生きてはならない。葉隠、一期一会、桜、儚さ、
心に余韻を残し、忍恋心を現代風に、フランス小説をヒントに見事に表現しています。
儚き、人生、共に、駆け抜けた時を、この一期一会に知る。
中山美穂さんありがとう。