P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-02
是枝裕和監督は宮本輝作品では錦繍とか星々の悲しみがお気に入りだと書いて有り,矢張り後者の短篇も読んで見たら喪失の絵画と失恋感情と浪人中の愚連隊の友情が死と交錯する名篇だった。本篇の自転車泥棒のエピソードとも共通点が在り其のシーンへの入れ込み具合いも判るような気が
まぼろしのひかり
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是枝裕和監督は宮本輝作品では錦繍とか星々の悲しみがお気に入りだと書いて有り,矢張り後者の短篇も読んで見たら喪失の絵画と失恋感情と浪人中の愚連隊の友情が死と交錯する名篇だった。本篇の自転車泥棒のエピソードとも共通点が在り其のシーンへの入れ込み具合いも判るような気が
キャスティングでヒロインの江角マキコの起用は写真家の篠山紀信を介してだと云うエピソードも監督是枝裕和著作に書かれて
是枝裕和監督著・映画を作りながら考えたことに本篇への言及が。,ホウ・シャオシェン監督の本篇へのアドバイスや映画祭出品の心得も。自作の完全な絵コンテに縛られてTVドキュメンタリー作家としての即興性が活かせなかったこと,是枝touchが未だ出てい無いこと,映画祭では監督を差し置いての観客の映画論議のフィーバー振り等
原作冒頭を試し読みして見た。モノローグで綴られるヒロインの声が聴こえて来る。映画では静謐な或いは荒い海鳴りの音も印象的で新劇の舞台見たいなロングなワンカット・ワンシークエンスも見事だが,短編のエピソードを若干読み進めて行くと,舞台のダブルキャストの様に映画キャストをことに二人の男を変えて見ても有りかと云うことがふと頭に過った。何故だか知れず
そして妻と今日観て来た本篇,処女作品にして韓国のポン・ジュノ監督作品母なる証明見たいな心象風景を見事に描き出すとは
Bunkamuraル・シネマでイタリア映画墓泥棒と失われた女神を観た時に本篇前の予告篇で見た幻想的な映像,ヒロインに江角マキコ。妻が是枝裕和監督作品を見たいと