P.N.「マロミ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2017-05-26
10代特有の陰鬱な感じが作品全体で表現されていました。セリフの掛け合いに妙なユーモラスがあり、橋口監督らしいと思いました。橋口作品全体で言えることですが、人間の距離感の危うさ、脆さ、でもそこに確実にある人間同士の愛らしさをヒシヒシと感じた作品です。一つだけ言うと主人公の感情の機微が後半私にはよくわからなかったです。でも劇中で出てくる通りその人にしかわからない寂しさがあり、話してわかった気になるのってなんか嫌じゃないっていう言葉で片付けられそうな気もしますね。