学校(1993) 感想・レビュー 3件

がっこう

総合評価4.67点、「学校(1993)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-06-01

この「学校」は山田洋次監督の念願作で、東京の下町の夜間中学の熱血教師と、世代も国籍も異なる7人の教え子たちとのヒューマン・ドラマ。
テレ臭くなるほど真面目で一途な内容だが、それぞれにクセのある人物が織りなす笑いが、ふんだんに盛り込まれていて、泣かずにはいられない場面もある。
時代や家庭、社会や教育の現場から、様々な事情ではみ出した彼らが、夜間中学という教育の現場で、活き活きと学ぶ(遊ぶ)さまは、感心するし、尚且つ、面白いのだ。
ただ、西田敏行の熱血先生が、独り寂しく故郷で病死した、田中邦衛の不幸な人生と彼の思い出を語った後、いきなり正面きって、幸福ってどういうことなのだろうと切り出したのには、正直、唖然とした。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-23

夜間中学は夕刻から授業が始まる。本篇の撮影秘話に暖色系の色合いで撮る事を心掛けたと言うのは其の現れ何だろう。実際の夜間中学の幾人もの教師の取材を基にシナリオが練り上げられ創られた教員の姿,学生の姿がrealでとっても印象的だった

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-11-30

本編アコーデイオン演奏のシーンに参加して出演した岡田京子さんの話では本の僅かな出番に半日以上も掛けて延々とリハーサルを繰り返したのだと云う、確かに入院する田中邦衛の猪野さんが登場する前のシーンで映画トーンが転調するとても大事な場面だ!其れ丈に山田洋次監督の執拗な力の入れ方がワンシーンからも感じられたんだよ。兎に角学校を其れも普段目につかない様な存在の夜間中学を舞台にした驚異的な大傑作が誕生したんだって正直想ったよ

最終更新日:2024-08-03 02:00:07

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