P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-03
何度観ても心に触れるものが色あせない。
観るたびに、それまで気付かないでいた描写の奥深さを発見する。
多弁でないセリフに洗練さを感じさせられる。
原節子がただの美人でないことを、能楽堂の場面でわかった時の感動が忘れられない。
ばんしゅん
総合評価5点、「晩春(1949)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
何度観ても心に触れるものが色あせない。
観るたびに、それまで気付かないでいた描写の奥深さを発見する。
多弁でないセリフに洗練さを感じさせられる。
原節子がただの美人でないことを、能楽堂の場面でわかった時の感動が忘れられない。
国立映画アーカイブの展示企画の〈映画雑誌の秘かな楽しみ〉展には映画雑誌のカバーガールとしてmodernな本・原節子嬢が絵画として写真として暫し登場する。戦前は内外の映画スターの人気番付表・rankingが在ったりmonochromeの女優のフォトにもハットさせられる。戦後の映画雑誌には本篇の小津安二郎特集の映画研究誌とか戦前は盟友・山中監督の戦没追悼号等も観られて貴重だった。ロシア構成主義タッチのプロキノ誌等も並び処狭し