醉いどれ天使 感想・レビュー 3件

よいどれてんし

総合評価5点、「醉いどれ天使」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-06-02

この映画「酔いどれ天使」は、黒澤明監督と三船敏郎のコンビによる、輝かしき第1作目の作品だ。

戦後の混乱が続く映画界で、ようやく占領下のお仕着せを脱却し、混乱期の日本を真正面から捉えた作品になっていると思う。

戦後の混乱の中に生きる人間像が、生き生きと描かれ、黒澤明監督は、独自の個性的なテーマや技法を確立し、新しい一面を鮮やかに示している。

戦後の焼け跡の闇市みたいな所を舞台に、志村喬の酔いどれの医者と、ヤクザの三船敏郎との間に、奇妙な友情が生まれてくる物語で、黒澤明監督の基本的な原点が見られる作品だ。

この黒澤明監督の特色だが、戦後のある時期を、単に淡々と描くのではなく、ある種どぎついものを印象的に描いて、映画の持つダイナミズムを強調している。

志村喬と三船敏郎の師弟的な関係も、黒澤映画の基本的なパターンで、これは彼の「姿三四郎」から「赤ひげ」まで続いていく構造だと思う。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-03-31

本篇で流れる歌姫・笠置の「ジャングル・ブギ」は黒澤明監督が拘わった労働歌風なエネルギッシュなもの

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-01-18

三船敏郎のギラギラしたヤクザな風体,笠木シズコのpowerfulな唄,ラスト近くの阿片窟シーンの衝撃…,dynamicな黒澤明監督ワールド全開

最終更新日:2024-07-06 02:00:06

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