P.N.「ige」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-09-19
自分の仕事や家庭の事を改めて考えさせられる作品。
本年度ベスト級。
1991年の作品をデジタル加工して再上映した作品。
全くノーマークだったけどお気に入りの城定秀夫監督がTwitterで本作を推してしたので鑑賞。
映画愛に溢れた作品と思いき、ちょっと違ったストーリー。
監督の自伝的な作品と言うことで、生々しい感じの作品だった。
生活の為、AV製作会社を運営する加山。
子供に自分の仕事の事も言えないまま生活している感じ。
加山があるきっかけで自分が作りたい作品の脚本を書き始めるんだけど、その内容が素敵だった。
夢に向かって行く感じではなく、現実を認めて進んで行く加山の姿に考えさせられる。
デジタル加工されているとはいえ、当時のマイクの品質なのか聞き取れないセリフやBGMの音量のバランスが気になったけど、本作が表現したかった事はヒシヒシと伝わって来る。
観賞後、本作の監督やキャストの方のトークショーでは皆さんオジサンなんだけど、楽しく前向きな会話が素晴らしかったです( ´∀`)