未来への伝言 作品情報
みらいへのでんごん
ポリオが日本を襲った1960年頃、圭子は夫を失っていた上に長男をその病気のために死なせてしまう。日本には最も効果のある生ワクチンがなく、その生産はソ連で行われていた。これを知った圭子は、やはりポリオにかかった次男の賢司を連れてモスクワに行き、生ワクチンの研究をしているグーセフ博士に会って直接投与してもらう。しかし余分にもらった生ワクチンは帰国の税関に没収されてしまう。それによって圭子はマスコミを通じて、全国の母親たちに呼びかけ、生ワクチンの輸入を実現しようと運動を進めていく。グーセフ博士も仲間たちの協力を得て大量の生ワクチンを生産し、特別に飛行機で直送する手段を実現する。これに応えた圭子たちの運動の結果、薬事法の壁を越えて、特例的に輸入することが許可される。こうして日本の子供達はポリオの惨禍から脱するのであった。
「未来への伝言」の解説
1960年前後に世界中で猛威をふるったポリオ(小児マヒ)から子供達の生命を救うためにソ連の生ワクチンを入手しようと運動した母親たちの姿を描く。脚本・監督は「モスクワわが愛」のアレクサンドル・ミッタ。共同脚本は岩間芳樹、ビクトル・メレシコ、ウラジーミル・ソヴエートフ。撮影はワレーリー・シュヴァーロフがそれぞれ担当。日本=ソ連合作。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1990年11月24日 |
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キャスト |
監督:アレクサンドル・ミッタ
出演:栗原小巻 レオニード・フィラートフ オレーク・タバコフ エレーナ・ヤーコヴレワ 久米明 内藤武敏 渡辺剛 小笠原良智 小林哲子 ウラジーミル・イリイン アンドレイ・ハリトーノフ 寺杣昌紀 松沢倫子 |
配給 | 仕事 |
制作国 | 日本 ソビエト(1990) |
上映時間 | 113分 |
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