P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-01-09
映画「お早う」のコミカルなタッチから始まって,大メロドラマに転調して行く大衆演劇の浮草稼業を哀愁を持って描く,フェデリコ・フェリーニ監督作品の映画「道」や「道化師」等とも共通する要素が強いかも
うきくさ
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映画「お早う」のコミカルなタッチから始まって,大メロドラマに転調して行く大衆演劇の浮草稼業を哀愁を持って描く,フェデリコ・フェリーニ監督作品の映画「道」や「道化師」等とも共通する要素が強いかも
そして堂々と登場人物を見据え恰も溝口健二監督作品に観られる如き芸道の、浮草稼業の哀愁をさらりとドライに人情味溢れるタッチで切り取った小津安二郎監督のcolor作品何だ
NHKBS4K放送に先駆けて放送された〈三大巨匠奇跡の名画黒澤・溝口・小津〉のとりを飾る小津安二郎監督。抑えた色調で甦る本編、京マチ子、若尾綾子の色気もグッと控え目見たい。大映で撮影・宮川一夫タッグを組んだ珠玉の人情噺でカラー映画時代の小津作品として注目される