ひょうたんすずめ 作品情報

ひょうたんすずめ

平和な蛙の村に、ある日舟に乗った無法者の蛙・ダンベエが、息子のケロ八を連れて流れ込んで来た。ダンベエはパチンコの早射ち名手、静かな村に時ならぬ騒動が起こった。ひょうたんの家に住んでいたひょうたんすずめも、ダンベエのパチンコに射たれてケガをした。通りかかったゼンスケとその娘のピョン子に助けられたものの、直り切らない体でとび出したすずめはまたダンベエにつかまった。ダンベエはこのすずめを使って見世物を始めた。駈けつけたゼンスケはすずめを取り返したが、ちょっとしたはずみですずめは死んでしまった。ゼンスケとピョン子はすずめを丘に葬った。幾日かたって、ゼンスケ親娘が墓まいりに行くと、埋めた場所から奇妙な芽が伸び、大きなひょうたんが一つなった。もいでみると、中からお米がざくざく出て来る。ダンベエは早速このひょうたんを盗んだ。ところが、いくら振ってもお米は出ない。ひねくり廻すうちひょうたんは川に落ち、またゼンスケの手に戻った。おさまらないダンベエ、すずめを一羽射ち殺し埋めてみた。芽は出たが、これはトゲだらけの不気味なひょうたん、中からは黒い汚いスミが出るばかり。ダンベエはオノでこれを真二つにした。中から現われたのは、気味の悪いまっ黒なおばけだった。このおばけにさんざんの目にあわされたダンベエは、命からがら舟に乗り、どこか遠くへ逃げ去った。

「ひょうたんすずめ」の解説

「ふくすけ」に次ぐおとぎプロダクションの第二作で、約一時間の上映時間をもち、製作期間十五カ月にわたった極彩色の長篇漫画映画。日本の民話「不思議なヒョウタン」からヒントを得て製作されたものである。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督横山隆一
配給 東宝
制作国 日本(1959)
上映時間 55分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ひょうたんすずめ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:46

広告を非表示にするには