絶海の裸女 作品情報
ぜっかいのらじょ
東南アジアフライ級の選手権を獲得した稲田は、帰りの船でジャズ歌手大川あやめと恋仲になった。あやめのマネジャー竹島は彼を嫉妬した。稲田の友、手塚もあやめに目をつけていた。--船が機雷にふれ、あやめらは漂流し、南方の孤島にたどりついた。あやめは稲田が死んだものと思い、竹島にむりやり体を奪われた。が、その直後、稲田と手塚が生きて現れた。あやめは竹島と夫婦だと稲田に告げた。手塚があやめを襲ったが、稲田に止められ、その弟子の芳子を襲った。稲田は別の小屋に芳子やもう一人の弟子の秋子をかくまった。夜、竹島と手塚が不意を襲い、稲田の右腕を折った。一人はあやめを奪われぬために、他の一人はボクサーを失脚させるために。あやめは人がすっかり変った。竹島をそそのかし、手塚を殺させようとする。そのとき、船の姿が見え、あやめらは稲田らを残して救われて行った。--手塚は行きがかりに秋子を殺し、芳子を傷つけた。--こうして、残された稲田と芳子は三人への復讐を誓う。ちょうどいいことに、彼らは洞窟で海賊の遺宝を手に入れたのである。--何年か経ち、あやめは歌手として人気を博していた。手塚もチャンピオンになっていた。大富豪の坂田五郎という男が帰国してきた。彼は芸能界向上のためと称して名士を招待した。あやめらは彼が稲田の変装であるのを気づかなかった。あやめは利用しようと彼に近づく。手塚は彼に誘い出され、断崖に追われて死ぬ。竹島は坂田と熱海へ出かけるというあやめを止めようとして争い、頭を打って死ぬ。あやめも、目の前で坂田に変装をとかれ、狂ってしまう。--稲田と芳子はどこかを目指して船出して行った。
「絶海の裸女」の解説
「若君漫遊記 サタン城の魔王」のコンビ川内康範・織田清司の共同脚本を、「世界の母」の野村浩将が監督、「人形佐七捕物帖 花嫁殺人魔」の吉田重業が撮影した復讐譚。主演は「太陽娘と社長族」の中山昭二、久保菜穂子。ほかに沼田曜一、矢代京子など。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:野村浩将
出演:中山昭二 中山昭二 久保菜穂子 沼田曜一 国方伝 矢代京子 斎藤千弥子 |
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制作国 | 日本(1958) |
上映時間 | 71分 |
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