恋の野球拳 こういう具合にしやしゃんせ 作品情報
こいのやきゅうけんこういうぐあいにしやしゃんせ
大学を出たばかりで店を一人で切り盛りする堅造の息子宏と、遊び人の父久兵衛との父子で化粧品小間物問屋の老舗紅屋は営まれていた。久兵衛は、遊びに使ってよく帳簿に穴をあけたので、帳面は宏が担当することになった。久兵衛はこの息子がけむたくて、宏に嫁を持たせようと、久兵衛が後援している芸者のぽん太に相談をした。又一方、宏の友達でぽん太と相愛の北川は、宏から久兵衛の遊びを止める相談を受けたので、北川の会社の社長で叔母に当るまつ子女史を推薦して、早速久兵衛と見合の相談をしたが、当日肝心の久兵衛がすっぽかしてしまい、宏と北川の苦心も水泡に帰してしまった。まつ子社長は私立秘密探偵に何事かを依頼した。それから数日後紅屋の店先へ、職業安定所の紹介で以前から久兵衛が依頼しておいた若い家政婦梅子が来たが、これが大変な働き者で、暗算の能力はすばらしかった。それ以来堅造で通っていた宏も梅子に恋をする様になり、これに気のついた久兵衛は、ぽん太と相談して梅子と仲良くさせる様に手をつくすのだった。或る日北川が遊びに来て、久兵衛の町内野球チームとまつ子女史のラヴミー口紅女子チームとの試合をする事を申し合わせた。そして、当日両軍の顔合せで、初めて久兵衛とまつ子女史が風変りな見合をした。宏はその時、梅子の手前、初めてバッターボックスに立ち、打った球はホームランとなったが、目を廻して梅子に介抱された。これを見て久兵衛は、梅子にそっと宏の嫁になって呉れる様に頼んだが、梅子は一通の書置を残して失踪した。宏は驚いて父久兵衛と相談して私立探偵社に梅子の捜査方を依頼した。これを聞いた探偵社の社長が呼び出し、ドアを開いて入って来た洋装の女探偵は彼女だった。
「恋の野球拳 こういう具合にしやしゃんせ」の解説
「新しき天」の笠原良三の脚本を、「君待船」の西村元男が監督する歌謡喜劇。撮影は「真白き富士の嶺(1954)」の板橋重夫の担当である。出演者は「螢の光」の船越英二、潮万太郎、「勝敗」の伏見和子、「こんな奥様見たことない」の川崎敬三、新人の穂高のり子など。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:西村元男
出演:船越英二 潮万太郎 穂高のり子 伏見和子 岡村文子 川崎敬三 吉川英蘭 飛田喜佐夫 伊藤直保 明石百合子 三島愛子 高野英子 高村英一 ジョー・オハラ 岸秀夫 中条静夫 |
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制作国 | 日本(1955) |
上映時間 | 50分 |
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