P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-07-10
神奈川県立近代文学で常設展に川端康成のコーナーで鎌倉所縁の本編原作展示が在った…。本編の冒頭辺りには家路への小路で山村聡と原節子との奇妙なやり取りが有る。庭先の向日葵の大輪を眺めながら「僕も頭を取り外してクリーニングに出せたら便利なんだが…」と最近頭がもやもやしてるからと義理の父親の山村は原に向かって笑って云うー。そんな何気無い日常の生活の刹那を成瀬監督は切り取って見せるんだ!是枝裕和監督が成瀬作品に惚れ込む由縁で有る。