P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-13
廣島八月六日,長崎九日続けて被爆体験証言者の貴重な映像やラジオ番組を聴くとモノクロームの本篇映像の衝撃が蘇って来て
ひろしま
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廣島八月六日,長崎九日続けて被爆体験証言者の貴重な映像やラジオ番組を聴くとモノクロームの本篇映像の衝撃が蘇って来て
テレビのワイドショーで取り上げられた幻の名作の本篇,沖縄での自主上映会が始まると云う。広島出身キャスターも今,被爆の実相を現地ロケで再現し伝える作品の重要性をアピールした。全く同感した次第だ
そして,関川秀雄監督、八木保太郎脚色の本篇は原爆投下前後の日常と非日常とを,破壊された街の断末魔・地獄絵巻丈で無く,GHQの占領政策が軈て東西冷戦の中で変容して工場で大砲を製造する国に回帰して行く様を或る一人の青年の葛藤の中に描写する。被爆者が抱える被爆後遺症への不安も。後に黒澤明監督が画いた劇映画〈八月のラプソディー〉〈夢〉等の中の狂気や悪夢のsceneにも通じ逢う秀逸な作品何だ
ETV特集・忘れられた「ひろしま」の番組では8月6日のあの日のピカドンが如実に再現された本篇の関係者,実際の被爆者や多数の広島市民の参加に依るエキストラ協力等,壮大な撮影風景も!冒頭,オリバー・ストーン監督が映画を観た感慨も印象的だった。完成したものの,劇場で公開中止に追い込まれてその後、独立系の映画館やホール上映での限定上映に止まった経緯も紹介された
NHKETVで先日、本邦未公開作品で幻の映画で在った,本篇に関するドキュメンタリー番組が放送された…。被爆者が本篇を観て改めて涙を流すシーンも撮され映画関係者の本篇の貴重な証言と共に紡がれた!
友人の薦めで調布のホール上映会に馳せ参じて月丘雪路の熱演に圧倒された。熊井啓が助監督だったろう、会場にロケの想い出の記事が貼られていた。本編はモノクロームだったけど被爆地ヒロシマの惨状はとても酷かった!絶句す。タカラジェンヌの美人が体当たりの教員役で泥々に為って迫って来た🌻🌻🌻🌻🌻