P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-06-25
今朝のNHKラジオ深夜便の日本の歌・心の歌は鶴田浩二特集,小津安二郎監督の本篇では佐分利信,木暮実千代の渋いメインキャストの中で若い鶴田浩二が印象的だった。番組ではエレジー,赤と黒のブルース,傷だらけの人生等が真夜中に掛けられ
おちゃづけのあじ
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今朝のNHKラジオ深夜便の日本の歌・心の歌は鶴田浩二特集,小津安二郎監督の本篇では佐分利信,木暮実千代の渋いメインキャストの中で若い鶴田浩二が印象的だった。番組ではエレジー,赤と黒のブルース,傷だらけの人生等が真夜中に掛けられ
BS松竹東急小津安二郎監督週間の第2夜は本篇のリマスター版の上映。雨が降った昔の画像が懐かしく想える程美しい修復さで蘇っていた。辛辣な諷刺とユーモアが漂う家族の或いは夫婦の物語は松竹大船調と云うよりはドライな洋画感覚哉。戦中検閲下で叶わ無かった題材,その庶民の味わいは〈秋刀魚の味〉へと続く
デジタル・リマスターで修復復元された本篇を視聴。冒頭からフラットな照明のモダンなセンスで吃驚させられる程綺麗な画像!パチンコ屋の笠智衆の家は未だちょいと貧しく陰影の濃い照明で撮られたシーン。気取ら無い庶民の味に込められた本タイトルに愛情の証が在った名篇だ。