母桜 作品情報

ははざくら

小野田正子は夫の徳造、一人息子の達也、それに姑のすえとの家庭で幸福だった。徳造は市会議員に立候補した。ある日、彼の選挙事務所がオートバイにのったビート族に荒らされた。警察に呼び出された正子は、若い娘にひきあわされた。彼女は夏子といい、正子が腹を痛めた子供だった。夏子は久しぶりの対面にも、「おばさん」としか呼ばなかった。居所も知らせずに現われた恋人らしい男とオートバイにのって行ってしまった。以来、夏子はたびたび正子の前に姿を現わす。達也をオートバイにのせたりした。正子には「本当に私を愛するなら小野田家に入れたら」というのだった。正子は家を捨て、夏子と二人だけで暮そうと決心した。夏子のアパートを訪れた。が、彼女は母親を追い出してしまった。途方にくれる正子の肩を、徳造がやさしく抱いた。徳造は夏子を呼んで来るように言った。が、夏子はいず、達也が夏子らしい娘に連れ出されたという知らせがあった。達也は無事に正子の手に戻ったが、夏子は「今度会うときはきっと--」と言って母の許を去っていった。

「母桜」の解説

「轢き逃げ族」の星川清司の脚本を、「新夫婦読本 恋愛病患者」の枝川弘が監督した母もの映画。撮影も同じく「新夫婦読本 恋愛病患者」の秋野友宏。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督枝川弘
出演望月優子 殿山泰司 浦辺粂子 二木まこと 弓恵子 森矢雄二 守田学 中条静夫 成田昇二 宮島健一 丸井太郎 津田駿二 篠崎一豊 由利真紀子 久保田紀子 村井千恵子 浜美奈子 松本幹二 有川雄 森一夫 伊奈久男 佐山真次 杉森麟 原田玄 高田宗彦 網中一郎 横山明 此木透 花野富夫 湊秀一
配給 大映
制作国 日本(1960)
上映時間 67分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:49

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