黒線地帯 作品情報

くろせんちたい

トップ屋の広二は秘密売春組織を追っていた。街頭の女易者の案内で、つれこみ宿へ行くが、そこで眠り薬を飲まされた。目覚めた時、女は首をしめられて死んでいた。ワナだ。町田は女易者とポン引の行方を探った。この“踊り子殺人事件”を新聞が報じ、町田のライバル鳥井も動き始めた。町田は例の旅館の女中を街で見かけ、話をきこうとした時、車が女をはねた。女の髪の中から麻薬が出てきた。また“あの晩の男はサブ”とも言い残した。警察に、事件を知らせる女の電話があった、--町田の急報と同じ頃に。鳥井はテープの声を町田と判別し、彼に目星をつけた。町田は死んだ踊子と親しかったという洗濯屋を探るが、手がかりはなかった。が、街で拾った女の麻薬常用者からサブの居所を知った。コマ劇場のそばのパチンコ屋。町田はサブを追い、マネキン製造所に飛びこみ、麻耶というあばずれ女と知り合う。海軍キャバレーのシンガポールという女給のことを話してくれた。そのキャバレーに鳥井が来ていた。--町田は死んだ女の踊っていた横浜のキャバレーへの途中、美沙子という高校生を拾った。彼女はフランス人形運搬のアルバイトをしていた。町田はマネキンに麻薬が隠されていると悟り、麻耶に自白を迫る。鳥井がかけつけ、町田を犯人とキメつけた。町田は二日の猶予を鳥井にもらった。麻耶はいつか彼にひかれていた。警察はすでに町田を犯人として追っていた。町田は麻耶と二人で追手をのがれるが、途中女がケガをし、看病した。時間は迫った。麻耶は知っていることを町田に全部話した。町田は女易者を見つけ出し、麻薬団のボスが例の横浜のキャバレーを根城にしていることを聞きだした。彼はキャバレーに行った。そこには美沙子が人質になっていた。--町田の活躍で、事件は解決した。

「黒線地帯」の解説

「人形佐七捕物帖 裸姫と謎の熊男」の宮川一郎と「猛吹雪の死闘」の石井輝男の脚本を、石井輝男が監督したもので、秘密売春組織を描いたもの。「静かなり暁の戦場」の吉田重業が撮影した。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督石井輝男
出演天知茂 細川俊夫 三原葉子 三ツ矢歌子 大友純 吉田昌代 魚住純子 守山竜次 鳴門洋二 宗方祐二 瀬戸麗子 南原洋子 菊川大二郎 矢代京子 鮎川浩 城実穂 小高まさる 桂京子 山村邦子 浅見比呂志 坂根正吾 高松政雄 大谷友彦 水上恵子 国創典 倉橋宏明 宮浩一 晴海勇三 村山京司 原聖二
配給 新東宝
制作国 日本(1960)
上映時間 80分

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最終更新日:2024-08-29 02:00:06

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