薔薇の葬列 作品情報

ばらのそうれつ

エディは、ゲイ・バー“ジュネ”のNO1だったが、経営者の権田と情事を持った。権田と同棲している“ジュネ”のママのレダは、それを知って、心中穏やかではなかった。二人の間は、冷戦から熱戦へエスカレートする。エディは、レダを消してしまえば……と想像する。その考えは、恐ろしい母親殺しの記憶を呼び起こした。母の手一つで育てられたエディは、ある日偶然、母の情事を見てしまい、発作的に母を刺してしまったのだった。厭な思い出から逃れようと、エディは、ベトナム帰休兵の黒人トニーと寝る。一方、エディとレダの反目は、派手なとっくみ合いの喧嘩で頂点に達した。焦ったレダは、ズべ公に頼んでエディの美貌を傷つけようとするが、失敗。しかもその陰謀かバレ、権田に捨てられて、自殺する。エディは、権田も店も手に入れた。二人は晴れて抱き合った。が、権田は、一枚の古い写真から、エディが実の息子だったことを知り、頚動脈を切って自殺する。すべてを知ったエディは、ナイフで自分の両眼をえぐりとった。

「薔薇の葬列」の解説

実験映画、記録映画、テレビ、ラジオ等の作品を発表してきた松本俊夫が自から脚本を書き、監督した異色作。撮影は、「キューバの恋人」の鈴木達夫が担当した。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督松本俊夫
出演ピーター 土屋嘉男 小笠原修 城よしみ 仲村紘一 太田サー子 フラメンコ梅路 卍太郎 内山豊三郎 芝山幹郎 彦凪わたる さとう陽 竹永敬一 小林千枝子 五味淵澄 ドン・マドリッド 東恵美子 小松方正 秋山庄太郎 篠田正浩 粟津潔 岩崎とよ子 江田和雄 池田竜雄 藤田繁矢 八木治郎 淀川長治
配給 ATG
制作国 日本(1969)
上映時間 104分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-09-14

そして現代の音楽・湯浅譲二を偲んでではテレビドラマや映画音楽にも関わって居たことが紹介された。そこで調べて見ると本篇等松本俊夫監督の実験映画も検索されて

最終更新日:2024-09-24 16:00:02

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