弾痕(1969) 感想・レビュー 3件
だんこん
総合評価4.5点、「弾痕(1969)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-06-28
この作品は、前作の「狙撃」より政治的な表現が多くなり、考えさせられる部分は増えているが、その反面アクションシーンは少なくなってしまっている。
また、この三部作の重要な見どころとなる銃器の描写もやや後退している。
それでも、日本海に出現する工作船や米軍基地への自動車爆弾テロなど、極めて時代を先取りしたような題材が取り上げられているのには驚いてしまう。
主人公を演じる加山雄三は、ガバメントを使用していて、「狙撃」からの流れでフォームが実に決まっている。
また、敵側の名優・佐藤慶は、中田製ワルサーP38で、彼との決戦に際して、加山雄三は中田製MP40ブローバックモデルで立ち向かうのが、実にカッコいい。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-06-28
この東宝映画「弾痕」は、「狙撃」に続いて加山雄三が主演した、東宝ハードボイルド三部作の第2弾となる作品で、監督は「日本沈没」「八甲田山」の森谷司郎だ。
主人公の滝村憲(加山雄三)は、日米2つの国籍を持つ男であり、アメリカの情報機関のメンバーで射撃の名手だ。
彼は、米国特使の一行に特攻を試みるテロリストを、ヘリから狙撃し犯行を阻止したり、米国大使館に亡命を希望する中国の経済使節団のメンバーを保護したりと任務遂行に忙しかった。
そんなある日、彼は敵対する何者かに狙撃され、弾は近くにいた彫刻家・沙織(太地喜和子)を負傷させてしまう。彼女を助けた滝村は、彼女の作品のモデルとなり会合を重ねていく。
滝村は、日本海側から密入国を企む中国の工作船を迎撃、中国側は謎の武器商人トニー・ローズと東京で取引を企んでいた。滝村はこれを阻止しようとするが------。