P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-10
🐭またラジオから流れて来た男はつらいよの主題歌を唄う渥美清の高らかな或いは気負ったような歌声を聴くと,本篇が任侠映画のパロディ或いは換骨奪胎した庶民の人情悲喜劇何だなあと改めて想った次第何だ
おとこはつらいよ
総合評価5点、「男はつらいよ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
🐭またラジオから流れて来た男はつらいよの主題歌を唄う渥美清の高らかな或いは気負ったような歌声を聴くと,本篇が任侠映画のパロディ或いは換骨奪胎した庶民の人情悲喜劇何だなあと改めて想った次第何だ
曲・山本直純,詞・星野哲郎のcombinationでの主題歌もまたふうてんの寅次郎らい人生の応援歌何だ
万博が大阪から、新しい日本人の未来の展望を抱かせ、一つのモデルになったように。
大阪の懐から生まれた寅さんが、柴又を舞台に、日本人の人情味溢れる生き方の一つのモデルとなって半世紀。
嗚呼、万博の世界を日本人は、歩んで来たんだ。
映画『寅さん』の世界を日本人の親世代に垣間見る。
これを見れば、『寅さん』が良くわかる。
日本人が生きて来た歴史もわかる。
作品としては、洗練された新喜劇。
風情ある柴又のすべてが調和し味わい深い。
古いのに、なぜか、新しい。
時代は変わっても、人間は、そう簡単には、進化しない。
温故知新。
本当、喜怒哀楽すべてが盛り込まれ、エンターテイメントとしても最高です。
純情な愛すべき寅さんことフーテンの寅次郎に少年時代が在った何て当然過ぎて想像だに出来無かったけれども今NHK土曜ドラマ枠で山田洋次原作の小説の映像化として放送が始まった。そもそも本篇が連続テレビドラマの映画化で有ったから此の様な出自を廻る作品が又何時の日か映画館のSCREENに蘇るんじゃない哉
渥美清亡き後で中断していた「男はつらいよ」シリーズが久しく集大成で復活する撮影メイキング風景がNHKのドキュメンタリーで取り上げられた…。〈今、幸せは?山田洋次監督映画に託す思い〉「俳優が楽しい姿を見せる時に幸福だなって」監督業の想いを語る。現撮影と過去の映像との接続が難しく時に焦燥感を隠せない姿も。寅さんの不在感をどう超えて行くのか、ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品見たく不在が作品の核と為るかも知れない…。
先日TVのワイドショーで葛飾柴又等の観光案内で駅前広場の向かい合った寅さんと、さくらの銅像や映画に因むお団子屋が紹介されていた。渥美清はもの静かで台本はいつも頭の中にあったと言う。本編の面白さは何と言っても寅さんの絶妙な語り口と人情とマドンナへの恋心ー。昔、映画館ではスクリーンに向かって「待ってました!」と声がかかったね。