怪獣総進撃 作品情報
かいじゅうそうしんげき
二十世紀の終り。地球上の怪獣はすべて、小笠原諸島周辺の海洋牧場の怪獣ランドに集められ、コントロール・センターの研究材料になっていた。ある日、怪獣ランドが不思議な霧につつまれ怪獣が、その恐暴性を発揮したのだ。世界中の各首都が、ゴジラ、モスラ、バラゴンによって破壊されようとしていた。この非常事態に対処すべく命令された日開発基地のSX3号は、機長山辺の指揮の下に地球に帰ってきた。しかしコントロールセンターの大谷博士や技師真鍋克子は、キアラク星人にリモート・コントロールで動かされていたのだ。白衣の美女の姿をしたキアラク星人は地球征服を目ざし、怪獣ランドを占領、怪獣たちを自由に繰っていたのだった。山辺たちは大谷博士を奪還したが、博士はそのまま死んだ。一方、克子はキアラク星人の手先となって怪獣操縦機を持って東京に姿を現わした。山辺はそんな克子のつけている耳輪がキアラク星人のリモコン装置と見破り、これを外して克子を地球人に戻してやった。また地球の科学陣も必死にキアラク星人の前線基地の所在を探し、それが月面の“カッシー噴火口”にあることをつきとめた。山辺は早速SY3号で月に向った。SY3号の装備している強力なメーサー掘削機で、山辺たちは高温に保たれているキアラク星人の基地を破壊した。そのとたんに、キアラク星人は岩石化してしまった。彼らの生存にとって高温は絶対条件だったのだ。そのころ地球でも怪獣の操縦装置が発明され、ゴジラたちはキアラク星人たちの操縦するキングギドラと凄絶な闘いをくり展げた。やがて、キングギドラを倒したゴジラたち怪獣は再び怪獣ランドに帰っていった。
「怪獣総進撃」の解説
「キングコングの逆襲」の馬淵薫と本田猪四郎が共同で脚本を執筆し、本田猪四郎が監督した怪獣SFもの。撮影は「落語野郎 大爆笑」の完倉泰一。なお、特技監督には円谷英二と有川貞昌が共同で担当している。1972年12月17日より、74分の短縮版が「ゴジラ電撃大作戦」と改題の上、「東宝チャンピオンまつり」にて公開。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:本多猪四郎
出演:久保明 田崎潤 アンドリュー・ヒューズ 小林夕岐子 愛京子 土屋嘉男 当銀長太郎 佐原健二 田島義文 伊藤久哉 勝部義夫 ヘンリー大川 丸山謙一郎 沢村いき雄 佐田豊 関田裕 渋谷英男 岡豊 越後憲 西条康彦 久野征四郎 大前亘 桐野洋雄 坪野鎌之 草川直也 緒方燐作 坂本晴哉 黒部進 鈴木和夫 伊藤実 伊吹徹 権藤幸彦 宮内恵子 高橋厚子 佐川亜梨 宮田芳子 森今日子 内山みどり 田辺和佳子 石井美智子 中島春雄 小人のマーチャン 内海進 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1968) |
上映時間 | 89分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-07-24
ゴジラシリーズでは一番好きな作品です。特撮技術の素晴らしさ、最高です。内容はもう一つですが、気にせず観れました。バラゴンとバランがワンシーンだけの登場はもったいない。