女賭博師鉄火場破り 作品情報

おんなとばくしてっかばやぶり

賭博師日本一を目指す銀子は、師の伸江とともに賭場から賭場へと渡り歩いていた。銀子の正確な読みと、伸江の鋭い啖呵は二人の名をたちまち全国の賭場に広めた。ある日、東京に勢力を持つ黒川から二人に誘いがかかった。伸江は、イカサマで指を折られて自分が望めなかった、日本一のツボ振りに銀子を仕上げるチャンスと、イカサマも承知で引受けた。銀子はためらいながらも、見事に胴師をつとめた。しかし、黒川は銀子に惚れ込み、伸江に仲をとりもつように要求した。銀子がそれを受けるはずがないことを知った伸江は一計を案じ、全国の親分衆の集った花会で、矢ノ上と対決させたのだ。勝負は矢ノ上が勝ったが、実は彼の使ったカルタは、名人の作ったイカサマカルタだったのだ。それとは知らない銀子は、伸江がこの勝負に銀子の身体を賭けていたのを知り、怒って伸江と別れることにした。それからの銀子は小さな賭場へと流れていったが、黒川の廻状がついて回り、マッサージ師として生計を立てねばならなかった。そんなある日、郡山にシマを持つ一匹狼の前島が銀子を救った。前島は銀子が矢ノ上と勝負したのを見ていて、それがイカサマだったことも知っていた。それを聞いた銀子は、矢ノ上への復讐のために、懸命にツボを振った。一方、前島の賭場でツボを振っている銀子のことは、黒川にも伝わり、面子を潰された黒川は前島にシマを賭けた勝負を挑んだ。黒川の代理人矢ノ上と銀子は、親分衆立合いのもとに、五番勝負をすることになったのだ。勝負は進み、最後の五番目の勝負に、銀子の鋭敏な指先は盆のかすかな変化を見逃さず、矢ノ上のイカサマを見破ったのだった。

「女賭博師鉄火場破り」の解説

「関東女賭博師」の長谷川公之がシナリオを執筆し、井上芳夫が監督した“女賭博師”シリーズ第七作目。撮影も同じ中川芳久。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督井上芳夫
出演江波杏子 原知佐子 大友柳太朗 垂水悟郎 大信田礼子 水原浩一 成田三樹夫 内藤武敏 上野山功一 千波丈太郎 仲村隆 佐伯勇 井上大吾 豪健司 花布洋 三笠すみれ 横江弘子 甲斐弘子 志保京助 阿部脩 中原健 北城寿太郎 高村栄一 獅子てんや 瀬戸わんや
配給 大映
制作国 日本(1968)
上映時間 87分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-09-05

この映画を観た。とても感動した。これはひじょうに迫力があって面白すぎると思ったからだ。江波杏子さんは美しすぎる。とびっきりのいいオンナだ。大好きだ。大友柳太朗さんの演技は素晴らしい。また観たくなる作品だ。

最終更新日:2022-07-26 11:03:50

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