北海遊侠伝 作品情報

ほっかいゆうきょうでん

昭和初期。北海道の鰊場の網元徳兵衛は既に老齢だった。その帳場は伊之助が預っていた。伊之助は元はやくさだったが、徳兵衛に拾い上げられてからは、堅気になると誓った男である。鰊漁期になると伊之助は八戸から出稼ぎ夫を集めてきたが、何かと張合う森ヶ崎一家に邪魔され、思うような人数は集まらなかった。徳兵衛の息子修一は、不漁続きの鰊漁に見切りをつけ遠洋に手を出そうと考えていた。それは他の漁師も同じで、特に森ケ崎は遠洋漁業を独占しようと修一の計画を邪魔していた。ある日、かつて八戸の三田村一家にいた銀次がやってきた。銀次は組が解散した後、姿を消していたのだが、亡き親分の娘のぶが仲間の栄造と結婚して森ヶ崎の家にいると聞いて現われたのだった。今では森ヶ崎の片腕となっている栄造が、のぶを道庁の役人に抱かせて遠洋の権利を得ようとしていると聞いた銀次は、逃げ出して来たのぶを連れて八戸に連れ去った。それを助けたのは栄造の非道に怒った伊之助だった。鰊の群来るのを待つ伊之助たちにとって焦躁の幾日かが過ぎた。網下しが始っても鰊の姿は見えないのだ。そんな時、遠洋の資金を組合から借りた修一は森ヶ崎のペテンにかかり、一週間以内に返済しなければならない破目になった。そんな中で心労のあげくに徳兵衛が死んだ。伊之助の苦境を聞いて戻ってきた銀次が栄造に殺された時伊之助は人斬り伊之の昔に帰って殴り込んだ。修一の恋人千恵の兄でかつて徳兵衛の恩を受けた隆吉も助太刀になった。折りも折り、鰊が群来た知らせに浜はごった返していた。凄惨な闘いの後、隆吉は死んだが、伊之助は栄造と森ヶ崎を倒した。やがて、伊之助は、大漁の歓声を満足気に聞きながら警察に向って行くのだった。

「北海遊侠伝」の解説

「解散式」の松本功と山本英明が共同でシナリオを執筆、「続 浪曲子守唄」の鷹森立一が監督した仁侠もの。撮影はコンビの西川庄衛。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督:鷹森立一
脚本:山本英明 松本功
出演:村田英雄 北島三郎 千葉真一 嵐寛寿郎 沢彰謙 大泉滉 潮健児 由利徹 室田日出男 佐藤京一 若山富三郎 名和宏 土山登志幸 大原麗子 三島ゆり子 宮園純子 黒川俊也 大木実
配給 東映
制作国 日本(1967)
上映時間 90分

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最終更新日:2026-10-04 02:00:01

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