P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-07-08
北国の街をまた観た。とても感動した。これは恋というものを見事にとらえていると思ったからだ。私が恋というものをはっきりと意識して、命がけに近い恋を知ったのは高校時代だった。その頃、富島健夫さんの小説と出会った。恋がこんなに苦しいものなのかとつくづく思ったものである。あまりにも美しすぎる彼女を目の前にして、私は言葉をなくした。今でも私ははっきりと言うことができる。英単語を何万語覚えるよりも、恋をすることのほうがずっと大きな意味がある。