白日夢(1964) 作品情報

はくじつむ

流行歌手千枝子と青年画家倉橋は歯科医の診療室で治療を受けていたが、倉橋は麻酔を打たれ、夢心地になっていった。--医師と看護婦のようすが変り、千枝子は医師におかされた。そして、ナイトクラブに千枝子を訪ねた倉橋は千枝子に迫る医師の姿を見て、倉橋は千枝子を救おうと決心した。さらに医師と千枝子はホテルへ向った。倉橋も後を追った。そこには千枝子が医師からのさまざまの拷問を甘受する姿があった。倉橋は悲壮と快楽との入りまじった表情でながめていたが、逃げ出した千枝子の後をおって路上に出た。しかし倉橋がいくら追いかけても、千枝子は遠いところへ行ってしまうのだった。あるデパートの屋上で倉橋は千枝子にめぐり会い、救いの言葉をかけたが、医師が突然姿をあらわし再び千枝子を奪った。千枝子を見失なった倉橋は都会の雑踏の中で医師と、千枝子をみつけ短刀で刺すが、医師は傷つかず、かえって千枝子を傷つけてしまった。医師の姿は消え、路上に半裸の千枝子の死体が横たわっていた。青年は大声で通行人に訴えるが、誰も相手にしてくれない--。倉橋はうなされて夢から醒めた。千枝子はすでに治療を終て診察室を出ていた。しかしこの白日夢は、倉橋の頭をついてはなれなかった。

「白日夢(1964)」の解説

谷崎潤一郎の同名小説を「日本の夜 女・女・女物語」の武智鉄二が脚色、監督した風俗もの。撮影は萱沼正義。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督武智鉄二
原作谷崎潤一郎
出演路加奈子 石浜朗 花川蝶十郎 松井康子 小林十九二 小沢茂美 坂本武 吉田道紀 御木きよら 奈良あけみ 三鬼陽之助
配給 松竹
制作国 日本(1964)
上映時間 93分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「白日夢(1964)」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:51

広告を非表示にするには