十七人の忍者 感想・レビュー 1件

じゅうしちにんのにんじゃ

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P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-12

徳川二代将軍・徳川秀忠の病に乗じて、嫡子・家光の弟・忠長は、外様大名と謀反を企てていた。

その証拠となる連判状を奪うべく、幕府隠密・伊賀の甚伍左(大友柳太朗)が、配下の者15名と共に駿府城への潜入を試みるが、城に雇われた根来忍者・才賀孫九郎の策によって、次々に隠密たちが死んでいく。

余裕の守り手に焦りの攻め手。現実にあるような忍具や体術を使った忍者戦が描かれる一方、新規採用の孫九郎が手柄を立てるに従い、城の侍たちに妬まれ、多数であったはずの城方が、孫九郎の孤軍奮闘となり-------。

無意味な死が積み上がり、次第に意味を成して、攻守の形勢が逆転していく。
心理戦やマジック的な忍法が、じっくりと描かれている作品だ。

最終更新日:2024-05-22 16:00:02

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