P.N.「ガガ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-12-02
1963年東京オリンピックの一年前の作品。2018年12月2日ラピュタ阿佐ヶ谷劇場で観る。普段はガラガラの同劇場が満員札止め。芦川いづみ人気を再認識する。
内容はネタバレするので書きませんが現在の冤罪再審の時代の到来を予感させる様な当時の日活映画の中では特異的な社会派映画。最後のラストシーンには涙が止まらなかった。主演芦川いづみもさる事ながら、長門裕之、芦田伸介、清水将の好演も見逃せない。芦川いづみファン以外には殆ど話題にならないB級映画扱いだが個人的には娯楽映画専門と思っていた井田探監督の代表作であると同時にこの頃の日活映画の中でも最上位の作品だと思う。