霧丸霧がくれ 南海の狼 作品情報

きりまるきりがくれなんかいのおおかみ

追手を逃れた霧丸と浪江は、森の中の愛染堂に難をさけた。しかし、霧丸が敵の動静をうかがうため森を出た間に、浪江は右門らに捕らえられた。霧丸は五左衛門の弟、棟梁弥兵衛の家に身を寄せ、浪江を奪いかえそうと決意した。捕手と闘ったが、高柳九十郎の手に縛られた浪江を見て、剣を捨て捕えられた。九十郎は、浪江に自由を与える代償として、青貝勝之進の手文庫から黒観音を盗み出すよう命じた。浪江は黒観音を盗んだが、勝之進に見つけられた。勝之進は浪江の体を求めた。浪江は懐剣を胸に擬した。怒った勝之進は霧丸の処刑を命じた。鈴ヶ森へ向う霧丸の網乗物を、五左衛門たちが襲い、霧丸は救い出された。黒い狼の隠れ家に身をひそめることになった。黒い狼らは右門たちに襲われたが、霧丸の働きで危機を脱した。霧丸は黒潮霧太郎と変名し、海賊の仲間入りをした。新入りの猿太から、父二出川備前と母梨花横死の秘密を知った。父母の乗った梵天丸は、黒い狼と宝田孫十郎らに乗取られ、梨花の鏡、黒観音、黒阿弥陀の三つの秘宝が分散したのだ。船は塩飽七島に向った。勝之進も浪江を引立て、同じく塩飽に向う。黒い狼は九十郎からの連絡で船上で取引きをした。九十郎は韓国使節団接待役を利用して買収し、巨万の富を手に入れ幕府転覆を計画していたのである。霧丸に九十郎の短銃が向けられた。霧丸をかばって桐乃が倒れた。霧丸は海に逃れた。浪江は勝之進の目を盗んで逃げだした。南の浜で、霧丸と浪江は再会した。

「霧丸霧がくれ 南海の狼」の解説

角田喜久雄の原作を、「吸血怪人屋敷」の高田宏治が脚色し、「あばれ駕篭」の松村昌治が監督した「霧丸霧がくれ」の第二部。撮影は前作の鷲尾元也。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督松村昌治
原作角田喜久雄
出演松方弘樹 花園ひろみ 風見章子 藤田佳子 立原博 香川良介 本郷秀雄 永田靖 吉川博子 有島竜司 菅貫太郎 平幹二朗 長田信 小柴幹治 阿波地大輔 霧島八千代 吉田義夫 木島修次郎 尾形伸之介 堺駿二 大丸巌 大前均 市川升代 楠本健二
配給 東映
制作国 日本(1961)
上映時間 88分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:52

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